ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

共犯者

2009-05-01 09:57:10 | 身辺雑事

ちょっとご無沙汰していた店に行ってみようと車をだしてわざわざ出かけたら、なんと定休日でした。

が~ん。

なんてついてない・・

すごすごと家路につこうと片道20分ほどを運転しているとき、お気に入りだったけれど最近は聞いていなかったCDを何気にかけました。

たった1曲の歌ですごく元気になったり、癒されたりするときがあります。

このときがそうでした。

なんだか車を運転しながらですが、とても元気になり、これから私は何でもできそうな気がしてくるほどでした。


ついでに寄った店で買い物をすませ、そのお店から車を出そうとウィンカーを出して道路の様子をうかがっていたときでした。

なにやら外で私にモノを尋ねたそうな人が・・

何だろう、と思ってウィンドウをあけました。

「なんたらかんたらBig Postal Officeアハーン?」

風貌からしてインド人のおじさんみたいです。

日本語はほとんどダメみたいで、私も「ビッグ ポスタル オフィス」だけ何とか聞き取れました。

大きな郵便局はそこからは歩いていくには遠いところです。

道を説明しようにもちょっと複雑。

「ここからはちょっと遠いんですよぉ。」と言っても通じない。

インドおじさんは私が自分が言っていることが通じてない、と思ってか

「なんたらかんたらBig Postal Officeアハーン?」

を連発する。

それはわかってるって。

「Far away」というと、「おぉー!」ととてもがっかりした様子。

ええぃ。

「Please get in

めんどくさいので、連れて行け、と思って「乗ってください。」といっちゃいました。

インドおじさんはさしてびっくりした様子もなく、そりゃあそうしてくれればありがたい、てな感じで車に乗り込みました。

後ろのドアをあけようとしたので、「ノーノー」と助手席を指差しました。

後部座席は荷物でいっぱいでしたので。

すると彼は「前に乗ってもいいの!?」というような反応を示しました。


外国ではそうなのかなぁ?

だって後部座席に座られたら、なんだかタクシーみたいじゃん。

そりゃあこういうご時世だから不安がなかったかというと嘘になるけれど、大体そういうのってちょっとした言葉を交わせば人間性がわかるもの。

このインドおじさんは純粋に道を尋ねただけ、っていうのが伝わってきたもん。


乗り込むとインドおじさんはおとなしくて何もしゃべりませんでした。

私はこういうときは何か世間話をするべきかなぁ、とも思いましたが、思いつく英語といえば、

「ファーストタイム in japan?」くらいなもの。

そこで、「おぉ!ぺらぺらペーら」と返されてもどうせちんぷんかんぷん。

もういいいや、面倒くさいや、と思って私も黙っていました。

ふたりの沈黙を補うかのように、カーステレオからはさきほどのCDの曲が流れています。

するとずっと黙っていたおじさんが一言「わんだほー」と言ったのです。

思わず、「えっ?」と聞きなおした私。

するともう一度今度ははっきりとわかる言葉で「good song」と言いました。

わかるの? 日本語わかんないはずなのに。

「イエース! サンキュー」と私。

サンキューも変なもんだ。別に私が作曲したわけじゃないし。

ただ、私も好きな曲だからあなたにもお気に召していただいてうれしかったんですよ、なんてことをぺらペーらといいたいのだけれど、そんな高度な英語わかるわけない。

ただ、にっこりと笑ったら、向こうも意味不明のにっこりを返してくれた。


なんだか言葉は通じなかったけれど、共犯者のようににんまりと笑うふたり。

いいねぇ、音楽は国境を越える、か。

たぶん、言っている内容はわからなかっただろうけど、そのニュアンスと曲調が心に響いたのでしょう。

ちなみにかけていたCDは馬場俊英さんの「駅-ステーションー」です。

彼の曲はみな、歌詞がよくて、それが分からないと意味ない、って思ってたんだけどインド人には通じます(笑)




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