小説や映画の「鞍馬天狗」の時代は幕末なのでブリーフでもトランクスでもなく下帯でしょうから右とか左とかいうのはありか?と思う方もいらっしゃるでしょう。今回はそういうのではなく勤王か幕府方かどっちかという話。当方幕末オタクを自称しておりますがまだ鞍馬天狗は未体験なので「はて? あの人はどっち側だっけ?」と思った次第です。
今日はたまたま朝から時代劇専門チャンネルにてドラマ「鞍馬天狗」をやってたので見てみました。過去に何回も映画にもドラマにもなってますが今回のは1974年版。主役の天狗はなんと竹脇無我さん。
主なキャストは
鞍馬天狗:竹脇無我
近藤勇:若林豪
土方歳三:成田三樹夫
沖田総司:古谷一行
桂小五郎:中村賀津雄
など。ちらっと見た感じでは古谷一行さんはまだ若手であんまり台詞はなかったです。
で、このドラマは当時火曜日の夜9時からの放送だったそうで結構お色気シーン満載でした。ゲストの水野久美さんとか春川ますみさんがお色気部門担当で、そこばっかり見入っているうちにすっかりストーリーがわかんなくなってしまいました(?)。
結論として鞍馬天狗は「日本の将来に思いをめぐらす勤王志士」だそうです。それで新選組との抗争があるわけですが、台詞の中に「私は権力が嫌いなんだ」という話があったりしました。どっちにしても元は小説なわけでドラマをチラッと見ただけでは鞍馬天狗の素性とか思想的背景や行く末はわからずです。
あのねのねの魚屋のおっさんの唄で「鞍馬天狗のおっさんに呼び止められた 『くら、待てんぐ!』」というのがありましたが、今の若い人は知りはれへんやろなぁ…。また、同じような人で「快傑黒頭巾」というのもいました。こちらはNHKの少年ドラマシリーズで見たことありますが、あれも幕末物で幕府方と戦うのではなかったかと。ただし黒頭巾については結構映画もあったはずなのにあんまり情報が出てきません。もし「黒頭巾というとつボイノリオ氏の怪傑黒頭巾しか知らない」という人がいたら自己批判して下さい。
ところで鞍馬天狗といえばこの竹脇無我版が1974年で、その後1981年に草刈正雄さんもやってるそうです。そういえばありましたね。見てなかったけど。