先日購入したハンディレコーダーZOOM H1essentialをバンドのリハに持って行きました。そもそも32bitフロートとは、TASCAMのサイトによると「今日では最新の録音技術と言えます。」「実際、32ビットフロートレコーダーでは入力レベルを設定する必要すらありません。」との事です。(買ったのはZOOMの製品なのですが参考にしてすいません>TASCAMさん)
バンド練習を録音するにはこれまでZOOMのH2というレコーダーを使ってて、その際はマイク感度を一番低く設定し、さらに録音レベルも下げてました。普通の会話を録音するような感度に設定すると音が割れてどうしようもないので、とにかく歪まないようにと。
私の場合そうやって録音したWAVファイルを、毎回SoundEngine Freeという音声編集ソフトで開き、そのオートマキシマイズ機能でレベルを上げてました。(もう15年以上は使ってます。お世話になってます。)
それで今回はそのH1essentialのマニュアルにある通り、電源を入れて録音ボタンを押しただけで試しました。ちなみに当バンドの昨日のメンバーは、Dr、E.Bass、E.Guitar、Key、トランペット、トロンボーンの6人。スタジオの広さは23畳、曲は全部スペクトラムです。わかる人は大体の音量感は想像していただけるかと思います。かなり音でかいです。
果たして聞いてみたら、大音量のバンド演奏が音割れせずにちゃんと録れてました。これは驚きです。どれくらいのレベルになっているか、いつものSoundEngine Freeで読み込んでみたところ、下記の画像の通りでした。
ただ、このままだとレベルが上に振り切れてる感じで、ホーンセクションの音が激しくなる部分が急に全体のレベルが下がって波を打ってる感じがありました。
そこで今回もオートマキシマイズ機能の登場。いつもだと元の音量が-25dB位なのを-13dBに上げてるのですが、今回は元が-2.04dB。これで割れない理論がわかりませんが、今回はいつもと逆に下げる形。
これまでだと歪んだり割れたりした音は再生レベルを下げても歪みはそのままでした。今回も波打った感じがそのまま残るかと思いきや、あら不思議。すごく聞きやすい音になりました。音質もクリアだし。その補正後の波形は以下の通り。
まだ1回使っただけなので真価はわかりませんが、私としては十分使えるという判断です。今のところバンド練習の録音にしか使いませんが、実際は色々な高機能があるので、興味のある方は公式サイトをご覧ください。私はZOOMの回し者ではありませんがこれはお勧めです。いや、びっくりですわ。
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