今日のひとネタ

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暇つぶしの本

2005年01月06日 | 日記・雑記・ただの戯言
 今回の帰省のためにブックオフで調達した本は「皇帝のいない八月/小林久三」「催眠/松岡圭祐」「別れぬ理由/渡辺淳一」「固いおとうふ/中島らも」の4冊。高速バスで退屈しないためには、サスペンスorお色気orお笑いがセオリーです。私は中島らもの本はほとんど読んでるのでこの本も読んだことがあるのですが、一応3冊がどれもつまらなくて読むのをやめた時の保険として持参しました。

 結果はというと行きのバスの中で「催眠」を3分の2ほど読み、実家についてから最後まで読みました。感想は「まあまあ、ぼちぼち、そんなもん」という感じ。途中でやめなかったということは、面白いといえば面白いのですがちょっと難しい話が多くて暇つぶしにボヤ~っと読むには不向きかも。

 その後実家でのトイレの友として「別れぬ理由」を読み始め、わりとすぐ読みました。感想は「しかし……」「渡辺淳一の小説は……」「どれも同じ感じだ……」の一言。(あ、三言か) 簡単に言うとエッチなおぢさんが身勝手な論理で書いた小説です。そもそも、主人公が医者でその妻がフリーの雑誌記者でその愛人が孤高のカメラマンで、っていう設定自体がムカムカきます。くらたま先生の「悔しかったら無職のアル中とでも付き合ってみやがれ!」という叫びを思い出してしまいます。

 「皇帝のいない八月」は帰りのバスの待合室から読み始め、まだ読み終わってません。が、今回買った中ではこれが一番面白いですね、今のところ。これを最初に読めばよかったかとも思うのですが、まぁ仕方ないでしょう。映画は昔見たような見ないような。

 ということで、サスペンスとお色気がそこそこはまったので中島らもは読まず。今回の選択はまずまず成功という結果でした。ただ、「別れぬ理由」はお色気という点ではちと甘いと。やっぱり団鬼六先生の作品かなぁ?と思っておったら、正月の実家での話。

 私と兄(10年ぶりに会った)がリビングでテレビを見ていたら、父がガラッと入ってきていきなり「お前ら、団鬼六先生の小説読んだことあるか?」と言うですよ。答えは「ある」(私)、「映画ならある」(兄)。父は「そうか、では二人で協力してワシを縛ってみてくれんか?」と言うわけではなく、ようするに自慢話でした。地域の将棋連盟では結構顔なので、将棋つながりで団鬼六先生と一緒に酒を飲んだことがあるんですと。ちなみに父はSM系の本は読んだことがなく、将棋関係の本だけ読んだとか。ということで、お手元にご不要になった「花と蛇」をお持ちの方は父に送ってやって下さい。

 さて、昨日から子供の塾の冬期講習が始まったので、今日もこれから迎えに行かねばなりません。前にも書いたように埼玉ですので寒いと言っても知れてるのですが、何分にもこちらは風呂上り。そういう状態で自転車に乗って出かけるのはさすがに健康に悪いので、昨日は重装備で出かけました。まずTシャツに防寒肌着を着てその上にスエット。で、その上に綿入れはんてんを着て、試しにコートも着てみたらちゃんと入るじゃあーりませんか。

 上半身だけ妙にムチムチになったまま、それにマスクをしてマフラーをしたら、ハイファイ娘2号曰く「不審者~!」ですと。フンだ。あとは防犯対策が必要なのですが、兼六園で見かけた木刀を買ってこなかったのをいまだに後悔してたり。ま、なにはともあれ今日も重装備で行ってきます。


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