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あのハウリングは絶妙です>ドラマ「エルピス ―希望、あるいは災い―」

2022年12月06日 | ドラマレビュー

 ドラマ「エルピス」は、カンテレ制作・フジテレビ系列の月曜夜10時枠の連続ドラマです。現在放送中ですが、これが大変面白い。ストーリーは複雑ですが、テレビの報道やバラエティの現場と冤罪かもしれない死刑囚、関係しているかもしれない政治家などが絡み合って、割と展開も早いし今期一番の注目作です。ドラマのマニアである甲斐よしひろさんなどは、「今年のドラマで一番面白い」と言ってたくらい。

 それで、昨日絶妙だと思ったのが効果音というか音楽。冤罪事件を調査しているテレビ局の若手社員である眞栄田郷敦が、当時の警察関係者に「無実ですよ、松本は。」と打ち明けられるシーンで、絶妙のタイミングで「キュワー キーン」とエレキギターのハウリングの音が飛び込んできました。

 そこまでにも結構不安を煽る音楽が流れていたのですが、この番組の音楽担当はギタリストの大友良英さん。数々の劇伴を担当されていますが、一番有名なのは朝ドラ「あまちゃん」でしょうか。

 元々ノイズ系の音楽をやってらっしゃるので、こういうハウリングはお手の物でしょう。そういえば、紅白で「あまちゃん」の特別編をやったときに生演奏もしてて、アメ横女学園の「暦の上ではディセンバー」のアウトロではフルアコを歪ませてグシャグシャのギターを弾いてました。

 ハウリングは、ギターに限らずあの音を聞くと相当イライラしますが、「いかにも」という場面でタイミングもバッチリだったことで「さすが」と思いました。このドラマは見ている方も多いでしょうが、音楽にも注目してみるとより楽しめると思います。このドラマはいろんなところが「アッパレ」なので、最後までこのテンションを維持して欲しいです。


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