ご覧のギターはYAMAHAの40年以上前のモデルでFG-301B。入手したのが15年くらい前ですが、中古で買ったときから弦高がきつい状態でした。12フレットで4mm位でしたから、完全にネックが反ってていわゆる弾きにくいギター。
このギターのプロフィールとしては
トップ:エゾマツ 合板
サイド:パリサンドル 合板
ネック:ナトー
バック:パリサンドル 合板
指板:パリサンドル
というもの。元々FG-301の12弦を持ってたので、その兄弟というか6弦のヴァージョンが欲しいと思った次第。この個体も材質はいいので鳴りは問題ないのですが、さすがに弦高がきついです。
それでロッドを回そうと思ったのですが、やっぱり無理。いわゆる「ロッドはいっぱいです」という状態。ブリッジサドルを削って1mm位は低くなりましたが、これ以上はどうしようもないです。
ちなみに、当時のヤマハはグランドピアノの製造のためにエゾマツを確保してたのだとか。それをトップに使い、サイドや指板にはパリサンドルというローズウッドを使ったのがこのギター。パリサンドルとは、マダガスカル原産のローズウッドだそうです。
ということで、北海道生まれの色白のエゾマツとマダガスカル原産のローズウッドが合体したということで、なかなか面白いギターだとは思ってるわけです。ただ、弾きにくいのはどうしようもなく。う~む、アコギは管理が難しい。って、買った段階でダメだったのですが。まあ8000円だったし仕方ないか。