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「イナズマン」初回見ました

2021年05月03日 | ドラマレビュー
 
 「ベルトのゲージが頂点に達するとウナギマンはシラズマンになるのだ!」で、お馴染みのイナズマンを見ました。(望月三起也先生ごめんなさい…) 今回は東映チャンネルのご厚意により、初回のみ無料放送で見たわけでイナズマンについては多くを語れません。 

 そもそもイナズマンとは、石ノ森章太郎先生の漫画が原作の特撮テレビ番組で、1973年10月から翌年3月まで放送されたもの。当時私は小4でしたが、これがNETテレビ系列の放送のため、民放がTBS系とフジ系しかなかったうちの田舎では放送されませんでした。なので、動くイナズマンを見たのは今回が初めて。

 ただ、NET系ではあってもそもそも「仮面ライダー」とか「人造人間キカイダー」はTBS系の北陸放送で放送してたわけで、この「イナズマン」が放送されなかったのはそもそも人気がなかったとかそういう事情かもしれません。その辺は、北陸放送の当時の幹部の人に聞いてみないとわかりません。

 そもそも仮面ライダーもキカイダーも数週間か数ヶ月遅れの放送だったと思われ、NET系列の番組は評判の芳しくないものは放送しなかったという事はあり得ますが、放送局のプログラムは番組買い付けとか予算とか色々な事情が絡むのでしょうから、そういうところを取材するとそれこそ本が一冊書けるかもしれませんね。

 それはそうと、そういう事情で予備知識が全くないまま初回を見たのですが、結構面白かったです。イナズマンは新人類と戦ってますが、私の場合は「え? こんなの見るの?」という家族の白い目線と戦ったわけで、涙無くしては見られません。室田日出夫が出てきたときは、思わず「半妻さん!」と叫んでしまいました。(わかる人にはわかります)

 印象について真面目に語ると、アクションシーンは結構見ごたえあったし、悪者の方も日本全国皆殺しにするか奴隷にするという明確な目的があって、まあわかりやすいといえばそうかも。ただ、皆殺しにしてしまうと、日本を征服したとしても「その後は誰が働いて税金払うの?」という疑問が生じるわけで、新人類帝国は本当に頭の悪い奴ですね(?)。

 主役のキャラも結構魅力的だし、主人公の友人も多分に九州男児のイメージをデフォルメした感じで、見てて楽しかったです。この辺のキャラ設定が見続けられるかどうかのポイントになるわけで、なかなかいい線いってたような気はするのですが、世間一般の評価はどうなのでしょう???

 なお、57歳一般男性からすると、足らないのはお色気のシーンかなあと思ったり。何しろ少年同盟は少年少女ばっかりだし。それを考えると、新人類帝国は日本国民を皆殺しにする前に美女を襲う方にシフトした方が良かったですね。ただ、「新人類」とは1986年の新語・流行語大賞に選出されたそうで、その年に就職した新社会人とはまさに私のこと。

 それを考えると、私なんぞは今も「羊の皮をかぶった山羊」と言われるほどの元祖草食系なので、美女を襲ったりしたことはありません。ほっといても向こうから寄ってきますし。…とか言って。

 まともな「イナズマン」のレビューを期待した方はすいません。面白いかどうかはご自身でご覧下さい。私はもう見る機会ないなあ。