今日のひとネタ

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伊集院光とらじおと ゲスト:岩崎宏美

2019年08月22日 | ラジオ番組の話題

 昨日のTBSラジオ「伊集院光とらじおと」のゲストは岩崎宏美さんでした。私はこれまでの人生でファンだったことは一秒たりともないのですが、妹さんのよしりんはLP何枚も買ったしコンサートにも行って一時追いかけてたので、私にとっては義理の姉のような存在です。(なのか?)

 まぁ歌手としての実力は認めてますし、今月発売のカバーアルバムの話もするということで聞いてみたら大変面白かったです。ファンの人は知ってる話ばかりだったかもしれませんが、私のようなものは初めて聞く話ばかりで。なおかつ、前々からなかなか男前な(?)人だと思ってたのですが、あらためてそのように認識した次第。

 まず、デビューした頃は楽譜も全く読めず小節数も数えられなかったという話が意外でした。とにかく耳で聞いて覚えて遅れないように必死で歌ってたのだとか。また、当時16才だったため、デビュー曲の「二重唱(デュエット)」の「くちづけするのなら」という歌詞の「くちづけ」が恥ずかしくてまともに発音できなかったとか。

 そして6曲目の「霧のめぐり逢い」という曲ではそれまでの歌い方と違う歌唱法を求められて、「できない」と泣いたのだとか。彼女曰く「スクープ」という歌唱法と言ってたようですが、元々音を出すのにちょっと下から入って正しい音程まで上げる方法で歌ってたのを、この曲に関しては最初からその音程に当てて出せと言われたのだとか。「これまで放し飼いにしてて、いきなりそれはないでしょ!」という話には笑ってしまいました。

 また、毎回届けられる新曲について「ああ、私の曲はまたこんなにかっこいい!」と疑うことなく、喜んで取り組んでいたのだとか。この辺はスタッフとの信頼関係もあるのでしょうが、デビュー4曲目の「チェリーブラッサム」が嫌いで「もう私は終わった」と思い歌いたくなかったという松田聖子さんとは対照的な話ですね。

 その他、スタ誕の予選の話からデビュー当時の話やあれやこれやを色々聞けて楽しいです。まだRadikoプレミアムのタイムフリーで1週間ほどは聞けるので、彼女に少しでも関心のある人はお聞き下さい。「デビュー当時と今と変わったことは?」と聞かれ、「仕事を選べることですね。物真似とか運動会とか水泳大会とかやりたくなかったですし(笑)」という話にも笑ってしまいました。

 以前は元アイドルというと、「見た目だけでもてはやされて、たいして芸もないのにチヤホヤされて、おまけに教育が足らなくて社会人としてもちょっと足らない人」という認識だったのですが(すいません…)、こうやって40年以上もショービジネスの最前線にいる人というのは、言うことがいちいち説得力がありなおかつ楽しいです。新しいカバーアルバムからは、スリーディグリーズのカバーである「にがい涙」がオンエアされて、それはよしりんとのデュエットで凄くかっこよかったです。間もなくデビュー45年だそうですが、私もいよいよ彼女のCDを買うときが来たようです。

 ということで、皆様是非Radikoプレミアムのタイムフリーにてお楽しみ下さい。