NHKの番宣で「京都異界中継」をいうのを目にしました。番組サイトで調べてみると、京都の街のあちこちには異界への通路があって、その名だたる伝説の地を中継でつなぎ、平安の「今昔物語集」から現代の都市伝説まで、妖怪や鬼、祖霊神霊が登場するフシギな物語を4時間かけて生で「百物語」するのだそうです。「百物語をすると真の怪が現れる」ので、番組中に何が起こるのかと相当煽ってます。
私も子供の頃は怪談話とか学習雑誌に出てた心霊写真や恐怖体験レポートが大好きで、「自分も高校生くらいになって行動範囲が広がればいろんなものを見る機会が来るかも」と思っていたのですが、それから40年以上経ってもいまだに何も見てません。金縛りも亀甲縛りも経験ありませんし(?)。
とはいえ、科学的に説明のつかない事象がまったくないとは信じたくないので、これはもう「私には霊感が無い」と思うしかないです。そうなると、霊感が強いという人と一緒に心霊スポットに出かけてみたい気もします。雨男と晴れ男のどっちが勝つかというようなものですが。
もう30年以上前に、どっかのテレビ番組で子供達を連れて心霊スポットを尋ねる番組がありました。古びたお寺で怖い話をしながら夜を過ごすという企画だったのですが、特別ゲストはアントニオ猪木。要するに「猪木が一緒なら怖くない」とかいう触れ込みでしたが、多分テレ朝だったのでしょうね。しかし、幽霊にはアリキックとかインディアンデスロックとか通じないような気がします。そもそも足が無いんだし。
その番組は、怖い話をしてるうちに突然スタッフの一人が狂ったように絶叫しながら暗闇の中に掛けだしていくということがあって、翌朝本人に聞いてみると「何も覚えていない…」ということでした。テレビ番組のスタッフも大変でしょうが、ああいうのが子供達の心の中に「インチキ!」という印象を植え付けたのではないでしょうか。
ということで、私がこれまでそういうものを見てないのは、「百物語」を実際にロウソクともしてやってみたことがないとか、コックリさんをやってないとかいうことがあるかもしれません。ちなみにこの番組は8月9日(水)にBSプレミアムで19時から23時の生放送です。語り手の人たちはそれなりに雰囲気があるのですが、稲川淳二とか桜金造はいないんですね。
気になるのはレポーターですが、篠原ともえが霊に対して「プリプリプリティ~! グフっ! 大変です、足無いですぅ~」とかいうのはありなんでしょうか。絶対見ねば!