何回も言いますが「サムライジャパン」も「なでしこジャパン」も語感が嫌いです。日本人なら男はサムライ、女はなでしこというのは短絡すぎるのではないかと思う次第です。サムライという言葉は、昔ヒクソン・グレーシーが「戦うにあたってはいつ死んでもいいというサムライの心を持っています」とか言ってたのでイメージがよくなくて、おまけに私は幕末オタクですので黒船来航時の旗本連中の屁タレ度合いも嫌いなわけです。
話によると今回のWBCのメンバーは機動力を売り物にしているそうで、それならば足軽ジャパンとか忍者ジャパンの方がよいのでは? それか、相手に貫禄勝ちするためには殿様ジャパンの方がよいかと。
もし男子が忍者なら女子は当然九の一でしょう。なでしこよりは九の一ジャパンの方が強そうに感じます。あとは外国の人からすると日本の女子の典型は芸者でしょうが、さすがに芸者ジャパンよりは九の一ジャパンの方がよかろうと。あるいは男子が殿様なら女子はお姫様と。大奥ジャパンよりは姫様ジャパンの方がよいでしょう。そうなれば、その年の初戦は東スポの見出しに必ず「姫始め」という語句が踊ります。楽しみですね。
が、男子は殿様、女子は姫様という発想も短絡的です。そもそもがサムライといいながら「ジャパン」というのが気に入らんと。どうせならニッポンでしょう。そうなるとサムライニッポンかというと、それはそれでつまらんのでいっそのこと「ニッポンジャパン」にしましょう。これな男子も女子も両方いけるし。どーですか、お客さん。