今日のひとネタ

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演奏しよう!

2005年03月13日 | 日記・雑記・ただの戯言
 本日図書館から借りてきた本は「音楽が好きだ!3 演奏しよう! バンドっておもしろい」(近田春夫著・1994年ポプラ社・定価2500円・全48P)。子供向けの音楽の本のシリーズですが、全6巻のうちの3巻目です。他の著者は、サエキけんぞう、亀渕友香、三宅榛名、松浦雅也、近藤等則など。その3巻目が近田氏の担当というわけです。

 1ページ目がいきなりビスラストーンのライブの様子で、巻頭の言葉は「ぼく、近田春夫。12人編成の大バンド『ビスラストーン』のリーダーで、ボーカルをやっている。中学生のときからバンドをはじめて、ウン十年。結成、解散、また結成と、いろんなことがあったけど、とにかくバンドをつづけているんだ。バンドが楽しくて楽しくてやめられないんだね。そして、今は、最強のバンド『ビスラストーン』のライブの真っ最中! なに? 『ぼくにもできるかなあ』だって? だいじょうぶ、だいじょうぶ。バンドをやりたいんだけど、どうしていいのかわからない、楽器ができないからだめなのかな、なんて思っているきみも、この本を読めば、きっと自信がわいてくるよ。さあ、ぼくといっしょにバンドの世界をのぞいてみよう。それじゃあ、いくゼ。」ですって。

 この本の著者紹介によると、近田氏は1951年生まれということですので、この本が出たときには43歳ということになります。40歳過ぎてもバンドをやってる私のような人間にとっては、すごく頼もしい存在です。この本の内容も、「なかまをあつめよう」「さあ、音を出してみよう」「どうすればうまくなるんだろう」「いよいよライブだ!」「バンドがなくなっちゃ、おしまいだ」など、見出しが全部ひらがなだというのがありがたいです。(?)

 子供向けに簡単に書かれた本のようでいて、実際「なるほど!」と思ったり「ズキッ!」とくる部分がかなりあります。例えば「バンドをはじめてまず感じることは、喜びも絶望も、ひとりで音楽をやっているよりずっと大きいということだと思う」とか、「どんなに速いテンポの曲でも、できるだけゆったりと演奏することだ。これは1拍の長さをできるかぎり長く、たっぷりと感じられるようにするということ」とか、「だれかがチューニングをしているときは、静かにしていてあげよう」とか、「お客さんの気持ちをノセることができないのは、演奏してるほうの気持ちがちぐはぐになっているのがいちばん大きな原因。精神的なエネルギーのようなものが足りないからだ」とか、「小節数をまちがえたら、ドラムにあわせるのか、歌にあわせるのかをあらかじめ決めておこう。まちがえることじたいはあまり気にするな」とか。もうバイブルにしたいような内容ですね。

 で、私にとって一番ありがたいのは「バンドに楽譜はいらない」という項。「楽譜を見ながら練習するのはやめたほうがいい。音楽は耳でやるべきだ。ぼくたち『ビブラストーン』は12人編成の大所帯だけど、まったく楽譜はつかわない」のだそうです。さすがに、いいこと言うわぁ~。(って、また甘えて勉強しなくなってしまいそう…)

 ということで、思いっきり引用しながら書きましたが、どうやら絶版のようですのでお許し下さい。初版から2年経って5刷になってたようですから、そこそこ売れた本かもしれません。読みたい人は頑張って古本を探すか、鶴ヶ島図書館まで来て下さい。ただし、今日から3週間は貸し出し中です。


 昨日、安売り店で買った発泡酒はサントリーの「スーパーブルー」。発泡酒と思って買ったら「リキュール類」と書いてあるので発泡酒より一段下? 原材料が「発泡酒、スピリッツ」となってますので。発泡酒の味には慣れてますが、飲んでみるとなんとも言いようのないほどのまずさ。薬だと思って飲まにゃだめですね、こりゃ。