09月30日 京都NHKNEWSWEB
将棋の八大タイトルの1つ「王座戦」五番勝負の第3局が京都市で始まり、タイトル防衛まであと1勝としている藤井聡太七冠(22)に「王座」返り咲きを目指す、永瀬拓矢九段(32)が挑んでいます。
「王座戦」五番勝負の第3局は、京都市のホテルが会場で、永瀬九段が先に対局室に入り、次いで藤井七冠が盤の前に座りました。
対局は午前9時に始まり、先手の永瀬九段が飛車先の歩を突くと、藤井七冠も同様に歩を動かして応じ、その後は大駒の「角」を交換して、互いにテンポよく序盤の駒組みを進めていました。
藤井七冠と永瀬九段は、練習将棋を指す研究仲間として知られ、去年(2023年)の「王座戦」では、当時4連覇していた永瀬九段を藤井七冠が破り、史上初の八大タイトル独占につながりました。
これまでの2局は、いずれも藤井七冠が勝っていて、30日の対局を制すれば、このタイトルとしては初めての防衛が決まります。
一方、挑戦者の永瀬九段は、「王座」返り咲きに向けてあとがない状況で、30日の対局に勝ち、次局に持ち込みたいところです。
「王座戦」第3局の勝敗は、午後、決まる見通しです。