半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

1年を通して同じ場所に通い続け、移ろう田畑や自然を体験すること

2017年10月13日 | 素敵な空間・イベント
 明日は、「田んぼと畑の耕育教室」です。

あいにくの雨ですが、小雨なので、超希少な丹波黒大豆の枝豆、最近人気が急上昇中のサツマイモ「スティックスイート」、そして根本さんちの「柿」を収穫し、お昼は「天日干し釜炊きご飯」を食べる、「収穫の秋、食欲の秋」を満喫する回です

この教室に3年ぐらい参加し続けて下さっているご家族から嬉しい知らせが届きました

以前もブログに書きましたが、なんでも、お子様が小学校で「一番好きなところ」ということで、この「田んぼと畑の耕育教室」を書いてくれたそうなのです。なんと有難いことでしょう

で、その写真の掲載をOK頂いたので、ちょっと紹介します






この写真を見て感動したので、明日、あさっての教室で配布するお手紙に載せた私の文章もついでに紹介します。


『大人にとっては、何年も通うと「やっていることが同じ」ということで、飽きてしまう方もいると思います。しかし、子ども達にとっては「今年もまた田んぼの季節だね」といって田植えを待ち望んでくれる。これこそ「都市部では体験できない原体験」をお子様連れのご家族に提供したいと思って始めたこの教室の願いが届いた♪、と感慨深くなりました。

 具体的に何かを身に着ける習い事をする場ではなく、ただただ田畑や自然や風景を体いっぱいに受け止めて、1年を通じて作物や風景や匂いや田畑の土の感触や温度や虫やカエルたちがどんどん変わっていく、そのことを感じてもらいさえすれば、その子にとってどういう原体験になるかは大人の私達にはわかりませんが、必ず大人になった時に「あの頃にいったあの田んぼ、畑、カエル、匂い」が、長い人生の中で、何かしら影響を与えると思うんですね。

 そういえば、私の知り合いの新規就農者の女の子2人も、「小さい頃に通った田んぼや畑」の記憶が残っていて、農家になったそうです。この教室は6年やっていますから、かなりの子ども達が通ってくれました。その中からもしかしたら将来、農家さんになる子が出てくるかも!?というのはさておき、自然を大切にするとか、食べ物は買うものではなく誰かが関わって作られている作物なんだ、とか世の中を見る目が少し違ってくればいいですよね。

 あと10年もすれば、ここに通っていた子供たちはお年頃になっているでしょう。そんな時に、どんな状況かわかりませんが、広がる田畑が今日もあそこにはあるんだ、とか、自然に親しむ余裕とか、お天道様が今日も照らしてくれることが有難いな~と思える心とか、何かしらこの教室に通ったことが意味あるものになってくれたらいいな~と思います。』

こんなことを書きましたが、ご家族によって、また子どもによって受け止め方は違いますので、全員が全員そうではないでしょうが、田畑に幼少期に触れ合ったことがあることが、何かしら、心の中に種が蒔かれることに繋がっていればいいな~と思います

 明日、あさっても小雨の中の開催。小雨の中、レインコートを着て、好きなだけ芋堀をしたり、天日干の釜炊きご飯を好きなだけ食べる、なんても普通じゃ考えられない教室ですよね

 それも一興。風邪などひかず、良い体験、思い出になればいいな~と思います
コメント
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