半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

朝からがっつり畑

2018年05月28日 | 農的体験・生活
月曜日、梅雨入り前に畑の整理と、朝からお昼を抜いて4時間半、がっつり畑をしました

車を畑の横につけて、足袋に履き替えようとしたら、その辺に生えているオオバコが花を咲かし、触ると花粉が飛び散る状態になっていました
オオバコなんて、子供と草相撲をする時ぐらいしか気にしないですが、オオバコも花を咲かすんだな~と、当たり前のことですが、しみじみしました


さて、今日はまずは、落花生とオクラを植えます
夏野菜として最後のものがおおまさり、というジャンボ落花生で、もう1つがオクラです。


といっても、オクラは既に一袋蒔いてしまっていて、一応、家で苗を作っていたものを植えるだけです。
オクラはどうしても先っちょが食われてしまい、直播きだろうが苗を植えようが、一定確率でダメになってしまうのです
鳥なのか、ヨトウムシなのか、はたまたナメクジなのかわかりませんが、とにかく、こんな感じで先っちょがなくなって茎だけになってしまうんですね


でも、まあ今年はかなり蒔いたので、もし全部育ったら、まあ大豊作です
昔、子供がオクラが好きだということで、買った種全部を蒔いて大豊作にして、毎日オクラを食わせていたら、それから「オクラはもういいや」となってしまったのです。なんでもほどほどですね

さて、落花生を蒔き、オクラを植えて1時間、隣の畑のおじさんと立ち話をしたり、草を刈ったりであっという間に時間は過ぎます。

ただ、畑は今もっともいろいろなものが育ち始めている時期。

まずは空心菜。今年は透明ビニールマルチでやっています。
先週蒔いたのですが、雨が沢山は降っていないのでどうしようかと思っていましたが、ほぼ発芽しました
水が好きなので梅雨で一気に育ってくれるやつです。これからが本番です。


枝豆も枯草で隠しておいたら鳥に食べられず、ほぼ発芽
ちょっと時期が遅かったので、カメムシなどの被害があまり出ないことを祈ります


カボチャも花がつきはじめました。写真は雄花だけど、実際には小さな玉がつき始めています。
でも、収穫はまだまだ先で、8月に入ってからです。


ミニトマトは赤く色づき始めました
あと10日ぐらいかな~。家のプランターでもあるので、まあミニトマトはこの夏、ちょこちょこは食っていけますね


そういえば、パクチーは予想通り、2~3週間たっても大きくならずそのまま。
昨年初めて育て、今年もやって、2年やって初めて気づいたのですが、パクチーは暑い国の野菜と思い込んでいましたが、そうじゃないんですね
暑い野菜は今頃蒔いてもちょうどよいんですが、彼らにとってはもう「暑すぎる」ということがわかったんです。
というのも、今の時期はもうとう立ちが始まって、子孫を残す時期に入っちゃっているんです。
実際、昨年のこぼれ種が4月ぐらいから出てきて、5月中旬でとう立ちしました。
一方で、夏野菜と思い込んで4月中旬に種を蒔いて植え付けたのがこの写真のやつ。
一般的にこぼれ種は自然の摂理にあって発芽しているのですが、栽培となると早めに種を蒔いて直播きより早めに育てるのが普通。
こぼれ種が4月にあれほど育ってきたことを見てわかったのですが「彼らはセリ科。人参と同じ。つまり2月下旬にはトンネルで蒔いて、4月~5月に収穫する」のがおそらく一番良いのです。
そんなことに気づいたパクチーちゃんでした。



まあ、パクチノー話はさておき、こちらは、昨年鳥にやられて不作のスナップエンドウ。でも実っているのは沢山ついていて、1週間で300gぐらいは採れう感じです。


ニラは相変らず絶好調ですが、ついに虫や病気が入ってきました。
ちょっと養生して梅雨明けまで放っておこうと思います。


春蒔き大根も出来上がってきました
先週ぐらいからひっこ抜いてたべていますが、虫も増えてきましたので、あと1~2週間で食べつくしたいと思います


そして今回なかなか大変だったのがサツマイモとキャベツです

先週、雨が降るといってその前に植え付けたものの、雨が大したことなくカラカラになってしまったので、サツマイモの苗もだいぶ枯れてしまいました
先週1回水をあげ、今日もちょこっと水をあげ、乾燥防止に枯草を載せておきました。
ギリギリ根付いた感じですが、毎週ドバっと雨が降っていたのに、先週は降らなかったので仕方ないですね


そして、キャベツです
この時期のキャベツは「防虫ネットをかけないとボロボロに食べられるぞ」というのが常識なのですが、手が回らず、まあ放っておいて、「手で取る」ことで対処していました。

ただ、ここにきて、モンシロチョウの数が激増し、青虫も激増しました
「いたちごっこ」という言葉がありますが、あれは、両方とも良い感じで抜きつ抜かれつというか、きりがないことを表しますよね?
でもそろそろ「いたちごっこ」ではなく、モンシロチョウの圧勝、という状態になってきました
無茶苦茶条件があって、最高にできたキャベツは、青虫の被害も少ないのですが、大体は食べられます。
だって、青虫は大好物ですから


しかも、何とも言葉に出来ないのですが、こちらが目で青虫を探してとっている間も、目の前をひらひら飛んで卵を産み付けていきます


あっちでヒラヒラ、こっちでヒラヒラ~。まあきれい、なんていう気持ちも起きず、「あぁ、一生懸命産んでいるのね、仕方ないね」とこちらはもはやあきらめの気持ちです


まあせっかくなので、彼女らが卵を産むところを色々観察していました。
すると、飛んではチョコン、飛んではチョコンとおしりをキャベツの葉っぱにつけるのですが、チョコンと一瞬つけた時は卵を産み付けていないんですね。
で、産むときは、きちっと停止して、3秒ぐらいかけて卵を産むんです。
おそらく、おしりの先っちょを葉っぱにつけて良い塩梅の所を探しているんでしょう。
で、「ここはいい」となったところで羽を休め、「プチ」っと3秒ぐらいで産み付けているようです。
1個産んだらまた飛んでて次の産み付け場所を探し始めます。いったい、1日で何個産むんでしょうかね


そうこうしていいると、葉っぱの中に羽がボロボロになった死骸がありました。
彼女らも命がけで産み続け、身体がボロボロになるまで1つでも多くの卵を産んでいるのでしょうね。
こういうのを見ていると、まあ人間よりよっぽど本能で生きているせいか、「命を懸けて子孫を残す」という姿に、ちょびっと感動しちゃいますよね。
ということで、青虫をやっつけよう、という意思が弱まり、ちょっと手を抜いたり


あと、今回はニンニクがっつり収穫出来ました
本来は1日畑で乾かすんですが、ハクビシンなどにかじられてしまうこともあるので、半日干して、茎を切って回収。


大根とあわせてこんな感じ


植え付け、草刈、虫取りなどで4時間半、お腹も空いたし腰も痛いし、ということで、これにて終了。

これで夏野菜の準備は終わり、あとはひたすら草刈シーズンです。

夏本番に向けて、間に合って良かった~
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