半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

大ホールでの音楽コンクール

2023年10月25日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です。

 10月も残りわずかとなりましたが、ポカポカ陽気が続いていますね。例年より気温が高めのようですが、とても過ごしやすい陽気で、これだけ良い天気が続くのは今年はあったかな?と思うほどです。

 今年は5月は雨や風、6月以降は空梅雨と干ばつ、9月は線状降水帯による突発的な大雨で凄まじかったので、本当にようやく天候が落ち着いたな~と思います。戦争も大変、地球温暖化も大変、平穏無事が一番安心できますね。

 さて、10月は運動会など行事が目白押しですが、先週はうちの息子の通う中学校のクラス対抗合唱コンクールでした。例年、この時期に座席数が1200近くもある大ホールを貸し切って合唱をするのです。

 長男も1年生の時に大ホールでやったのですが、その後、コロナ禍となり、2年、3年の時は自粛で中学校の体育館での発表、親はYou tube配信を観るという形になりました。長男はホールでの合唱の響きが忘れられないのか、高校で芸術科目の選択で美術を選ぶと思いきや、音楽を選びました。その理由は「合唱が良かったから」とのこと。中学生にとって大きなホールでみなで声を合わせて歌うというのは、それだけインパクトがあるのでしょうね。

 次男も中1、中2と学校の体育館での合唱でしたが、3年生になって今回初めて大ホールで発表出来たのです。

 私も久々に大ホールに行き、子ども達の合唱を鑑賞したのですが、その時に思ったのが「あ~、相対だな~」と思いが湧きました。というのは、子ども達はステージに載って歌う、親や他クラスは観客席で対面になって聞く、という相対する関係。

 当たり前のことなのですが、1000人以上の視線を感じながら歌うのはどういう気持ちなのかな?。自分達の番を待ちながら他のクラスの歌を聴いている子ども達はどういう気持ちなのかな?。クラス対抗で相対評価して最優秀賞を決めるというコンクール方式はどうなのかな?などなど。

 そして当日に知ったのですが、3年生の最優秀クラスは学校代表として地域のコンクールに出場するそうで、それを目指しての合唱だったそうです。

 確かにコンクールにする事によって、子ども達もやる気が出ますし、目標に向って歌を磨いていきながら一致団結しやすくなると思います。また、終わった後、うちの息子のクラスは賞をとれなかったのですが、担任が泣きながら「みんなが一番だったよ」といった一言に、私もじ~んとしましたし、子ども達の中から「悔しい」という声もあがりました。「青春の一幕だな~」と、こちらも感動しました。

 一方で、歌は自分達の中で満足すれば良いという考えもあるし、評価が必要なのかな~、という気もしました。実際、各クラスの発表を聞いていたら、上手に気持ちが入って歌えているかどうかは、「楽曲の難しさの差だな~」と思っていたら、結果もその通りの順位でした。

 それはさておき、最後に3学年全員で同じ歌を合唱した時は、ホールがもの凄い歌声とエネルギーに満ちあふれ、聞いているこちらの心も体が痺れました

 と同時に、1人ステージに上り指揮をしている子は、全校生徒に相対して全員の歌声を一身に受けているわけで、「あの子はどういった状態になるんだろう?、どれほどの身震いをしたんだろう?」とも思いました。

 そして、これで中3の子ども達の全体行事は終わりで、受験勉強に集中する時期に入ります。今度はクラスではなく1人1人の個人の相対評価の競争になるのですが、学校生活も残り数ヶ月。勉強はもちろん日常の学校生活の中でも、みなで協奏出来る何かがあれば良いですよね

コメント
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