半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

天候不順の夏

2021年08月18日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」の手紙です。

 いや~、今年の夏は暑いと思いきや、なかなかの悪天候続きですね

今年は冬から暖かかったので夏がやばい暑さになるかも、と思っていましたが、暑さよりも悪天候が目立つ夏だった、と思います。まだ夏は終わっていませんが、振り返るとなんだかんだいって台風の大風、大雨、そしてこのお盆中の長雨で、私にとってはお盆前の暑さがもう上書きされていて、どちらかというと悪天候な夏だったな、という印象です。

 あちこち被害が出ている中で言うのも宜しく無いのですが、少し恵みの雨になった、とあえて言うならば、今年は人参に水をあげなくて済んでいます。

 人参というのは7月末から8月のお盆前までに種を蒔くことで、11月頃から新人参が出荷出来ます。これより早いと病気が出やすかったり、遅いと冬までに大きくならなかったりするので、蒔き時が限られているのです。

 しかし、8月上旬といえば一般的には「1年で最も暑い時期」。つまり、畑は触ると暑いぐらいに土が熱っされているのです。そのため昔は夕立が降ったので良かったのですが、今や潅水設備が無い畑では人参は育てられなくなりました。

 もちろん、家庭菜園レベルの私の畑では井戸なんて無いわけで、水をたっぷりくんではジョウロでひたすら水をあげる、なんてことをやってきました

 特に昨年は暑すぎてどうにもならなかったので、ほぼ毎日、夕方の畑に行って水を撒いていました。そのときに「あ~、もうこんなことはやっていられないから、人参は止めよう」と思ったのでした。

 ところが、長年自分で作っている黒田五寸人参は美味しい、というのがわかっているのと、「そろそろ人参の種まき時期だな」と、どうしても習慣になっているので、種を蒔いちゃうんですね~

ということで、今年も体がウズウズして台風後の畑が湿っている時を狙って種を蒔いてしまいましたその後、暑さが続いたので「どうかな~」と思っていたのですが、また今回の長雨で畑は十二分に湿りました。昨年の水やりに通った夏を思うとまるで違って雨の多い夏だな、と体感しています。

 また、カボチャや瓜などの葉っぱも前回の台風、そして今回の大雨でほぼやられてしまいました

 通常は8月末まで元気なのですが、こうも葉がずたぼろにされると光合成が出来ず実は大きくなりません。今の時期は最後の小さな実が熟れる時期なので、まあそれが今年は穫れないだけなのですが、「悪天候続きだな~」と身にしみています。今日は久々の晴れですが、週末から曇天続きのようですしね。

 なお、台風や今回の大雨などが続いた後の野菜は、どうしても光合成が少ないので皮が弱めで傷みやすいので、すぐに冷蔵庫に入れると共に、いつもよりお早めに食べきってしまうことをお勧めします。あとは、田んぼですね。稲刈りシーズンに入るので、台風がどうか来ませんように

コメント
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