半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

イベント続きの1,2月

2018年02月04日 | 農的体験・生活
2月に入りました。

1月、2月と冬場は農閑期。

私も仕事があまりないと思いきや、農閑期だからこその仕事として、「出張餅つき」と「味噌作り」があります。

今年は1,2月の土日がほぼすべて埋まっているという感じで、寒さ厳しき中、頑張っていますよ

昨日は「出張餅つき」で、今までで一番遠い幕張まで出張してきました。
しかも、過去最大数の9臼をついてきました。
私はつくのではなく、もちを返す合いの手の方をやるのですが、中腰でひたらすら返しつづけ、また合間にふきんなどを洗ったりで手も冷えたり温まったり、なかなか体力が資本のお仕事なのです。

そして、今日は2月1発目の味噌作り教室でした

今日は農家の根本さんもいてくれて、お豆の説明はしてもらいました。
根本さんのでっかい鍋で煮た大豆、みんな「水で煮ただけなのですか?こんなに甘いんですね」とびっくりしてました


味噌作りはいたって簡単。
塩と煮大豆と糀を混ぜてつぶして詰めて発酵させるだけ。
その混ぜ混ぜのところがこの教室なのですが、初めての人は何でも新鮮で楽しんでくれました


何より、手作り味噌を作ると、市販の味噌がいかに自然のものじゃないかを気づいてしまうのです。

手作り味噌が美味しいというより、市販の味噌が美味しくない、というのが正しいんですね。

私も昔、仕事で味噌メーカーさんとお付き合いしたことがありますが、原料を抑えるために大豆の油を搾ったカスを使い、糀のお米も事故米じゃないですが、普通のご飯用のお米ではないクズ米を使って作ります。

そして、普通は2月に仕込んだら10月ぐらいで食べれるのを、加圧加温で3~4カ月で仕込んでしまうので、見た目は味噌色になっても、じっくりと自然の中で発酵していったものと違い、微生物の出すアミノ酸や酵母菌の移り変わりが少なく、味が薄いんですね、

だから、「だし入り」とかいって、味をつけて売る。

普通に大豆を使うと「丸大豆」とうたって、さも高級そうに見せるのですが、なんてことはない、丸大豆ということは大豆カスではなく、普通の大豆をそのまま使っているだけなんですよね。

なので、この味噌作りは教室だけのリピーターさんも多いんです。

本当は近所で8軒集まって、集会所とかでワイワイガヤガヤやるのが一番良いのですが、そういったご近所付き合いが少なくなった世の中で、この教室は人気が衰えません。

ということで、今月はあと2回あります。

美味しい味噌作り、楽しくがんばります
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