半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

まさるさんと稲刈

2012年09月24日 | 農的体験・生活
朝、ふと気づくと寺田本家のまさるさんから着信が入っていました。

折り返すと「稲刈りをやっているんだけど、手伝いにアルバイトで来ません?」とのこと。

まさるさんからのお誘いなので、喜んで神崎へゴー

すると、なんと、一人で稲刈&オダがけをしていました。


まさるさん曰く「みんな忙しいですからね~」と言いますが、いえいえ、まさるさんが一番忙しいでしょとツッコミを入れると、「1年に1回しかできない、こんな楽しい仕事ないですからね~。趣味ですよ。」とのこと。

なるほど、確かに楽しそうです

さて、この田んぼには看板があって「ひとりさんの田んぼ 品種 神力」と書いてありました。斉藤一人さんの田んぼなんでしょうね。


ただ、今回はその神力を収穫するのではなく、同じ田んぼの中なのですが、奥側に1~2畝(30~60坪)ぐらいのスペースで栽培されている「亀の尾」の収穫しているとのこと。

この「亀の尾」、来年の稲を作るために「自家採種」しているとのこと
う~ん、凄いな~、寺田本家さんは稲の種も自家採種しているとは知らなかった。

ちなみに「亀の尾」はコシヒカリの先祖の1つの品種で、食用では基本的にもう栽培されておらず、今では酒米などとして栽培されています。


また、面白いお話を聞かせてくれました。

この田んぼには、先日「風水師」の方が来たとのこと。
世の中の気が乱れているが、人にはなかなかできないので全国の田んぼをまわって、お払いのようなことをされている方だそうです。
知り合いのご紹介でここの田んぼに来て、畦に穴を掘って「ありがとうございます」と1箇所につき50回ぐらい唱えていったそうです。

むむむ~、普通に聞いたらスピリチャルな話ですが、寺田本家さんの田んぼであれば、それもありうるかな、と思わせるのがすごいところです。そういった人も惹きつけて受け入れてしまうんでしょうね~。

そういえば、以前「奇跡のりんごの木村さん」も、りんごの樹や田んぼ、畑に、収穫が終わったときに、お酒を流しながら「ありがとうな」と感謝の気持ちを伝えることを勧めていました。
それは、人間が作物を作っているのではなく、樹や田んぼが作っている、ということに対する感謝の気持ちを持つ意味を話すためでした。

そういった気持ちがあれば、田んぼも気持ちよく来年もお米を作ってくれるんでしょうね

さて、この稲刈で一番ためになったのは、まさるさんが「稲刈を楽しんでいる」というお返事。
ほんと、楽しそうに汗をかいているんです


私もお米作りに関わって4年目ですが、初めてのころは、裸足で入る感覚や、手刈り、天日干し、すべてが楽しくて仕方がありませんでした。

しかし、田んぼ用の長靴を手に入れてからは、長靴をはくようになり、今年は根本さんの田んぼで、たくさんの天日干しの稲がまだ刈り終わっていないことを思うと「まだまだたくさん残っているな~、、、大変だな~」という思いが正直言うとあります。

でも、初心に帰れば「夢にまでみた米作りが今年もできる」という想いになるはず。

私よりもキャリアが長いまさるさんが、今でも心から米作りを楽しんでいる姿を見て、ちょっと反省しました

ということで、まさるさんが稲刈りをして、私がひもで束ねる役で、2時間で、一応一通り終了


なぜか、2人で記念撮影


まさるさんのように、嬉し、楽し、有難し、を地で行けるように、私も心和やかに過ごしていきたいと思った時間になりました

まさるさん、お誘いありがとうございました~
また、いつでもお声がけくださいね
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