駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

物忘れを補う、物忘れも良い

2019年01月23日 | 小考

             

 

 年を取ると誰にも物忘れが出てくる。勿論、大きな個人差があり、軽微なものから、病気の部類に入る重症まで幅広い。実はこの物忘れ老眼と同じように四十代であれっと自覚することが多い。まあこれは生理的なもので、判断力や生活力に影響を与えるようなものではない。それに忘れることは生きてゆくのに有利有用なことも多い。

 しかしながら重要なこと鍵になることは忘れてはならず、殊にこれだけ情報(屑情報も多くフェイクニュースも混じる)が溢れる時代では忘れることを防ぐ手立てが必要だと思う。マスコミには事前事後など、発言を比較して報道するようにお願いしたい。北方領土問題交渉の印象もなんだか違うように思う。国民民主と自由党の合流?も寝耳に水の感じがする。新聞は一週間もすれば処分するので、事前の発言を正確に思い出せない。相手のある事としても、希望的観測で言ったとしても、変化を微細に押さえておくことは重要だと思う。そうでないと発言の変遷を政治家はいい加減の一括りで処理して、重要な動き議案まで見逃し聞き逃すことになる。

 マスコミの俎上に乗るのも辛いことだ。八百屋お七からシンプソン夫人まで恋は盲目、諫めは火に油を注ぐ、だから言ったでしょとなるにしても生木を裂くようなものだ。暖かくは見守れないにしても忘れても良いと思う。

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凄い瞬間を見た

2019年01月22日 | スポーツ

            

 

 暖冬だなどと気象予報士の受け売りを書いたら、風神が読んでいたのか北風小僧が飛んできて今朝は耳が冷たかった。

 錦織がワイドエースを決めた瞬間を見ていた。凄いものを見た。一瞬頭が真っ白になった。よくまあ五時間五分の死闘を勝ち抜いた。カレノブスタは腹を立てて負けた。巌流島の真実は知らないが真剣勝負で腹を立てると負ける。

 掛け持ちで見ていた森保ジャパンもサウジに手堅く勝った。組織の守りが機能した。権田、吉田は手堅く富安は当たった。原口は森保ジャパンのダイナモだ。武藤は攻守に良く貢献した。審判は笛吹男で、かなりペースを乱された、武藤は早めに笛の基準に気付いて対応すべきだった。イエローを貰い次戦欠場は痛い。しかし大丈夫、森保ジャパンには引けを取らないフォワードが控えている。

 錦織と森保ジャパンの戦いぶりで、大袈裟だが何だか日本の先行きに微かな光明が見えた気がする。楽しみな試合観戦が残っていると思うとワクワクする。高齢者の薬でもあるな。

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前期高齢をどう生きるか

2019年01月21日 | 人生

        

 

 今朝は冷え込みもさほど厳しくなく、気持ちよく歩けた。寒い日もあるがどうも今年は暖冬らしい。そう言われてみればそんな気がする。寒い日が続かないし大寒も拍子抜けの寒さだった。上がり下がりの波はあるが、地球温暖化は紛れもない事実に感じる。自分の都合戦略でパリ協定(CO2規制)を脱退するトランプのような人や手抜き統計で知らんぷりの厚労省の役人などは将来や子孫のことを考慮しない人達だ。トランプの場合は個人的な資質かもしれないが、役所には染み付いた組織の無責任体質があるようで、個人を特定して責任を取らせるように変革が必要と思う。そうしないと治らない病気のように診断する。

 雇用を六十五歳から七十歳まで引き上げようとする動きがあるが、実感でも七十歳は良い区切りと思う。個人差はあるが、定年のない我々自由業でも、七十歳くらいを境に仕事を減らす医師が増えている。医師は比較的経済的に恵まれているし趣味人も多いので、楽しくやっておられるようだ。男性の患者さんを診ていて思うのだが、定年を過ぎてから好きなことをして充実人生を過ごしている感じの人はさほど多くない。勿論、仕事以外の今までできなったことを見つけて生きるのが理想のように思うが、仕事量を減らして働き続けるのも悪くないのではと思う。定年後十年、家でゴロゴロテレビワッチし詰まんなさそうしていて、七十後半で自立が難しい後期高齢者になってしまわれた男性を数多く診てきた。会社人間と揶揄されても、会社とつながりを持つことで健康寿命が延びると思われる人達が居ると報告したい。

 七十四、五歳でもう十分生きたからと言う男性患者さんが時々居られる。その語感が微妙に違う。聞きながら心の中でそうですかと思う時とそんなことを言わないでと思う時がある。

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相性が悪い?

2019年01月20日 | 政治経済

             


 診療内容では区別や差別はしないけれども、楽しい患者さんと敬遠したくなる患者さんが居る。敬遠したくなる理由は相性だけでなく、おそらくほぼ全医師が同意するだろう問題点もある。

 高血圧の患者さんの血圧を毎回診察時に測定するのは当たり前なのだが、血圧を測定しようとするとこの前測ったじゃないかと怒る患者さんが居る。この前って何時には一か月前だよと睨む、まあこういう患者さんはN氏だけだけれども、申し訳ないが付き合いきれないと内心感じる。まあ、表だってはおもむろに説得して測定させて貰うのだが、毎回こうした押し問答には嫌気がさす、どこか他へ行ってくれないかなあと診察後看護師と顔を見合わせる。理解しがたく怒る患者は、比較的がっしりした強面の男性が多い。女性の場合は病気と言うよりも家庭内の愚痴や気分の不安定感を毎回くどくどと訴えられるので閉口する。まあこれは聞いてあげれば良いので、混んでさえ居なければ大きな問題ではないのだが。こうした患者さんは私と相性が良いと思われているようだが、私はそう感じていない、それを感じ取って欲しい。

 韓国と日本は根深く相性が悪いようだ。台湾とは悪くないので、歴史的な行き違いだけではないような気がする。犬猿の仲というか、物事の判断に反日嫌韓感情が先立つので解決不能にさえ見えてくる。唯、個々ではそうしたことを感じないこともある。一人韓国人の友達が居るが、碁が強く冗談の分かる人で楽しい常識人だ。どうも群れると仲が悪くなる病気に罹っているのかもしれない。

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若いということと若く見えたいこと

2019年01月19日 | 小考

     

 

 目の下の涙嚢が目立つのは老け顔でよろしくないとか、何だかを張るとこれが萎んですっきりするというような広告を目にする。そうかねと思う。そこには流さなかった涙と知恵が溜まっているのだ。若いと言うことがそれほど素晴らしいことか、若い日が二度とない貴重なかけがえのない時なのは誰しも認めると思うが、いつまでも若いのが良いと思う人は毛が三本足りないような気がする。経験を生かすことのできない恥を知らない悩ましい。

 誰もが反対しにくそうなことを担ぎ出すのは、実は老獪な戦略家なのだが、ここまで若く見えることを目指す商品群が溢れると策に溺れて、衆愚効果が出ているのではないかと思えてしまう。紐解けば過ぎたるは及ばざるがごとしと諭されてある。

 国民の為に、も似たような言い回しで、そうかと安心しないで自分は国民の内に入れてもらっているのだろうかと自問しないといけない。猿払、知念まで国内感覚がゆき届いているだろうか?。 

 石川佳純、敗れても美しい。贔屓の引き倒し?美人は得!

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年初スポーツ断章

2019年01月18日 | スポーツ

   

 

 森保ジャパンがウズベキスタンに見違える戦いぶりを見せた。と言っても選手が11人中10人も変わっていては、変化するのは当然で、果たしてこれがどこまで戦術采配の効果かは難しい。勿論、選手選択起用も戦術の内で、森保監督は中々の手腕を見せた。相変わらず守備には間を抜かれるという致命的な欠陥が残っているが、守りにもいくつかの収穫はあった。まず巨人ゴールキーパーダニエルが総身に神経が行き届いているのを見せてくれたことだ。

 何より素晴らしいのはウズベキスタン戦の選手達が二軍ではないことを見せたことだ。選手をレギュラーに固定して戦うのが本筋のように思っていたが、総取り替え戦術も機能し得ると知った。森保監督を保一と呼ぶ岡田元監督も見直しているだろう。

 稀勢の里が引退した。勝てなかった横綱に、意外にファンが暖かい。人柄や振る舞いが日本的で好まれたのだろうか。一片の悔いもない心境は諒としたい。唯、横綱審議会には悔いはなくとも十片の反省はあるだろう。相撲協会にも色々反省はあるはずだ。日馬富士暴行に端を発したゴタゴタ、貴乃花は奇矯なところはあっても、名横綱だった。失うのは惜しい。相撲界は懐が浅いのではないかという気がする。

 錦織、試合を観戦できなかったが、イボ・カルロビッチとの激闘を制し勝利した。勝った瞬間しばらく動けなかったようだ。全力を振り絞っての勝利だったのだろう。どこまで行けるか分からないが、この試合の模様を読んで、最高の賛辞を惜しまない。勝利の女神の前髪を掴んでベストフォーまで勝ち上がって欲しい。

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秘めた恋なら良いのだが

2019年01月17日 | 小考

      

 

 電車に乗る時、ドア付近にへばりつき奥に入らない人が居る。後から続く乗客が乗るのに苦労する。車掌の奥にお進みくださいなどというアナウンスは耳に入らないらしい。次の駅で降りるわけでもなく、ヤドカリか狸か知らないがドア付近がお気に入りの住処らしく、誰にも譲らない。

 インフルエンザが流行ってきて、毎日十人ほど受診される。インフルエンザの子供が寝床に入り込んできて、感染したらしいと言うおばさん、迂闊にもそんな小さなお子さんが居るのと口走ったのがまずかったらしい、喉を見る時まるでワザとのように手で覆いもせず私めがけて二発ほど咳き込んでくれた。謝りもしない。看護師だけが「先生、大変でしたねえ」と同情してくれた。

 住む世界によって常識非常識が違うことは有るかもしれないが、こうした行為は礼儀知らず以前の常識欠如、自分勝手を通り越した秘めた恋ならぬ故意を感じてしまう。

 まあ仲間や家族には親切な人達かもしれないが、小さな不親切や行き違いが澱のように溜まり、事故や事件が起きる気がする。

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苦言が尊重されない風潮

2019年01月16日 | 小考

     

 

 医事新法に本庶佑先生の記者会見の記事が掲載されている。「インパクトファクターによる論文評価は極めてよくない」、「国民皆保険は既に崩壊している」、「HPVワクチン接種率低迷は社会的損失」など、本当にその通りのことを述べられている。しかし誠にその通りのことでも、実は中々言えない言いにくいことで、正直申し上げてノーベル賞をお取りになったから公言でき、広く報道されている側面があると思う。今の日本には指摘された問題を内容そのもので受け止め論じることをしない風潮があると感じている。

 若い女性の子宮頸がんを防ぐHPVワクチン接種が萎んでしまった経緯と理由をきちんと論じ分析すれば、平成日本の問題点が浮かび挙がってくるはずだ。ワクチンの副反応がマスコミでセンセーショナルに報道されたために、有益な効果がかき消されてしまった。自分で情報を集め熟慮することなく、右に倣え事なかれと、非常に稀な副反応を恐れ将来の命に関わる福音を捨てている。厚労省も副反応の責任を回避したいので?、流れに抗してワクチン接種を勧めることを止めてしまった。勿論、それが全く間違いだと簡単には言えないと思うが、一番の問題は広範な議論と科学的な検討がないがしろにされたことだ。

 尤も、こうした感情で短絡的に反応するのは日本だけでなく現在の世界的な傾向かもしれない。嫌な人好かん野郎の言うことだからと問答無用で反対しているように見える動きがある。溢れる情報で判断力が麻痺してきているのかも知れない。

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時間差反撃

2019年01月15日 | 世の中

 

 北海道では真冬日が続いているようだが、中部地方太平洋岸の当地は比較的暖かく、連休明けのブルーチューズデイをとぼとぼと出勤してきた。

 力学の作用反作用には時間差はないが人間界の作用反作用には時間差がある。なぜかと言えば反撃だからだ。証明は難しくても、まず間違いなく反撃だろう、カナダで中国人要人が逮捕されれば中国でカナダ人の盗人が捕らえられる。石川五右衛門の言を待つまでもなく、多い少ないはあってもどの国にも盗人は居るので報復的逮捕は簡単なことだろう。

 恐らく習近平氏直々のお達しではなく、周辺の忖度によるものだろう。カナダの場合は忖度というよりは暗号秘密裏の指示があった可能性がある。忖度は東洋の得意技で、忖度が苦手な西洋では暗号が発達したのではないかと推測する。

 作用反作用というのは物理だけでなく人間界の法則でもあり、近隣に開業しようとする医師を苛めると苛められた医師達が以心伝心で苛めた医師に患者を紹介しない結束が出来てくるようで、彼らのずっと以前から開業しており、中立の私はあれあれと観測している。苛める人は権力志向が強いのだが、これも人間界の法則の一つだろう。嫌われる人は怖がられて自分を守ろうとするようだ。

 情けは人の為ならずと伝えたいのだが。

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森保ジャパン歯車かみ合わず

2019年01月14日 | スポーツ

            

 

 森保ジャパン、オマーン戦冴えず漸くの勝利。どうも森保ジャパンは上手く機能していない。それはゲームメーカーが居ないのが一番の理由だと思う。柴崎がもう一つ司令塔の役割を果たせていない。遠藤も動きは良いのだが司令塔の力が未だ不足だ。いつもの悪い癖、決断を先送りにしてバックでボールを回す場面が多かった。選択肢が絞られた場面では、大迫のように、トップでボールを溜めることの出来る選手が必要だ。森保ジャパンは発展途上にある。反省して次のウズベキスタン戦では見違えるサッカーをして欲しい。

 個々の選手では南野堂安原口富安が良かった。

 連休初日、東京で展覧会とミシュラン一つ星を楽しみに出かけた。食べ物屋の評価には色々あるが、ミシュランは信頼できる方だと思う。といっても三つ星には行ったことはない。一つ星でもお値段は良いところが多く、そうしょっちゅうは行けない。唯、値段は満足できればそう高くは感じない。選んだSは和食は文化だと感じさせられる店で、食事を堪能でき忘れられぬひとときを過ごすことが出来た。

 我々夫婦はたどり着いた楽しみと感じていたのだが、二十代後半の若いカップルがカジュアルな感じで来ていてちょっと驚いた。勿論、他人の楽しみをどうこういうことはないのだが、世の中には経済的に恵まれた若い人達も少なからず居るようだ。

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