駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

移住する人達

2023年09月25日 | 爺の呟き

               

 

 ユーチューブを見ているとマスコミでは分かりにくい世界中あらゆるところの外国情報が入ってくる。マスコミの客観性という紛れはなく主観的で直の情報なのでいろいろなバイアスはあってもまあ信頼はできると見ている。

 最近はかなり変わってきたようで夢の国アメリカの暮らしは中々厳しいようだ。何処の国でもそうかもしれないが、アメリカは定職とある程度の収入がないと物凄く暮らしにくそうだ。よく見るトラックドライバーの方達は定職定収入があり、英語が話せ自立しているのでゴーイングマイウエイで暮らせるアメリカ生活を楽しんでおられるように見える。一方、良い仕事に就けない人はアメリカ難民だなどと嘆きながらぎりぎりの生活をされているようだ。そうした訳で、平均的な日本人には結構厳しいアメリカも、中南米の人達には今も変わらずあこがれの地のようで、数多くの人達があの手この手で移住や密入国を試みている。腐っても鯛と言えば、アメリカ人は目を剝くかもしれないが、今も中南米の恵まれない人達にはアメリカは自由で豊かなあこがれの地らしい。尤も物事は一面的には捉えられず、入ってくるなという人達が、アメリカ人が嫌う危険汚いきつい仕事をしてくれているという側面を忘れてはならない、日本もじゃないかと言われそうだが。

 日本は落ち目何とかしないとという情報論評が多いが、まだまだ恵まれている。しかしとてもそれで安心油断はできない。今、ここで踏ん張らないと寄らば大樹の根が腐っているので、マジ暮らしにくい国になってしまう。後期高齢者で蟷螂之斧だが後進のためにいくらか貢献したい。

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秋分の日を過ぎて

2023年09月24日 | 身辺記

            

 

 暑さ寒さも彼岸までは死語になったなどと長引く残暑にへこたれていたら今日は少し涼しい。ぎりぎりだが、まだ使えそうだ。気温には温暖化の影響を感じても、日照時間は正確に変化し日が短くなった。午後六時になると薄暗くなってくる。昼夜の時間が等しくなる春分秋分の日のは変わり目で、個人的な体調から世の中の動きまで色々変化する。この時期をお彼岸とした昔の人の智慧に感心してしまう。

 市街地に住んでいても、四季の変化は虫の声風の音庭木などからはっきりとわかる。日本人は四季の変化を愛でてきたが、自分も季節の移ろいを感じ生きて居ることを実感し、年を取っても様々な悩み苦労はあるが、しみじみ有難いと感じる。

 

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変わる印象から学ぶべきは

2023年09月23日 | 世界

             

 

 ゼレンスキーウクライナ大統領の印象が少しづつ変わってきている。今回の国連演説に熱狂的な支持はなかったようだ。ロシア軍が思いのほか手強いのかウクライナ軍が期待ほど強くないのかウクライナ戦争が長引き変化が出てきた。始め見えなかった複雑な背景構図が徐々に明らかになったせいか、長引く戦いに見つめる人たちが倦んできたのか・・色々な要因があると思う。それに単純にさほど状況が変わらなくても時間が経つと人間の心には様々な変化が生ずるものだ。まあ一般に日本人は熱しやすく冷めやすい傾向があると言われるが、粘り強い執拗な国の人も二年近くなるとちょっと見方を変えるらしい。

 何といっても、惨い目辛い目に苦しんでいるのは戦火に晒される市民で、たとえ戦争が長引こうが否長引くからこそ支援を必要としているだろう。それに対する支援は倦むことなく続けたい。

 しかし二年近い月日が経ってゼレンスキーへの圧倒的支持の陰りが出てきたことから学ぶべきことは、もういい加減にしてほしいということだ。お互いに不満があり折り合うことは難しくても、停戦合意を目指すべきだ。ののしり合いにらみ合いは認めても、武器の使用は禁止して何キロかの緩衝区域を置いて殺し合いをやめさせたい。トルコインドに日本が加わり停戦の道を探れないものか。万一そうした行動を岸田首相が取られれば、評価をがらりと変えさせていただきたい。

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雨だが涼しくならず

2023年09月22日 | 小考

           

 

 今日も雨、雨で涼しくなるかと思ったら相変わらずの暑さで閉口している。暑さ寒さも彼岸までも死語になりそうだ。断続的なしとしと雨で通勤には差し支えないが患者さんの出足には影響する。今日はどうかな。

 しかし高々五十年あまりで、何世紀も言われてきた季節感の表現が廃るとはどういうことだろう。地球の寿命にしたら僅か一瞬の二十世紀から二十一世紀にかけての地球温暖化に遭遇する人生に巡り合っているわけだ。自分の都合というか利益で考えるホリエモンなどは地球温暖化は陰謀論だ主張している。私は二酸化炭素が関係がある説が正しいと思うが、勿論100%の証明は難しい。100%のことは今のところ人の寿命に限界があることぐらいで、なんでも陰謀と言えばそうかと思う人が出てくるからややこしくなる。解釈が溢れる世の中にそれを拡散するメディアが発達したので身の回りを越えた世界の情報は増えた。しかしその情報によってさほど世界が理解しやすくなったわけでもなさそうだ。まあ声の大きさでなく冷静に確率を考えることが大切と考えている。グテーレス事務総長の主張を首肯したい。

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雨は眠り薬

2023年09月21日 | 診療

             

 

 雨でよく眠れた。しとしと雨が降るとかえって静かなのだ。どうも一日では上がらず明日も雨らしい。九月は雨が多い月で今までが少な過ぎた。これで大地も冷えて涼しくなるだろう。旅に出ても列車の中でも眠れて、寝つきの悪い方ではないが気がかりなことがあると夜半に目が覚める。気がかりなことは結局自分ではどうすることもできない類のことでだから余計に気になるらしい。不思議なことに昼間はさして心配しないのだが、寝ている間は気になっているらしく夜半に目覚め時間を見ると午前三時だったりする。ついでにと小用に立ち目が覚めたら午前七時だった。いつもより一時間余計に眠れた。

 不眠を訴える患者さんは多い。今は癖になりにくい筋弛緩作用のない睡眠導入剤が出ているので差し上げることもあるのだが、そうした薬は初めて睡眠剤を飲む人には良く効くが、昔の睡眠剤を飲んだことがある患者さんにはご満足いただけないことも多い。それでも以前に比べれば睡眠導入剤を処方することは少なくなった。正直に言えば少数だが睡眠剤なしには眠れないと言う患者さんを停められない責任を感じている。

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