駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

永瀬拓也という棋士

2019年12月10日 | 小考

          

 

  今朝は寒さが和らぎ、のんびりと歩いてきた。 

 旧聞だが将棋の永瀬拓也八段が二冠になった。世間では藤井聡太のようには注目されていないが、将棋ファンの私は以前から此奴は違うと評価していた。棋士にエリートコースと雑草コースがあるわけではないが、永瀬は雑草的地道で、勝つことよりも負けないことを目指す独特の将棋観と勝負術で勝ち上がってきた。私の棋力だから正確に理解できているか疑問はあるが、当たらずとも遠からずと思う。こういう棋士が出て来なくては将棋は面白くならない。イケメンでもなく辛口で女性ファンは少ないかも知れないが、藤井聡太に負けずこれからの将棋界を背負い面白くする男だと思う。

 どういうわけか、この頃囲碁将棋界の話題が大きく取り上げられる。誤魔化しのない世界をみんなが求めているからだろう。理詰めのようでも人間のドラマはあるので、十分囲碁将棋を知らなくても多くの人が楽しめる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 出来ない相談? | トップ | あんまりだなあ、劣化に烈火 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

小考」カテゴリの最新記事