駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

意識改革を迫られる

2009年02月18日 | 世の中
 現役員と飲んだ。昨年度末、急に会計が逼迫したため、出費を洗い直したら驚くべきことが分かったと聞く。忘年会、慰安旅行、年度末反省会など全く値引き交渉をせず、言い値で手を打っていたそうだ。今年は厳しく交渉することにより相当の値引きが出来**万円の経費が節約できたと言う。迂闊だった。
 自分は直接会計の担当ではなかったが、どうも役員全体に良きに計らえ精神が蔓延していたのを反省させられた。不正がなければよいというだけでは駄目なのだ。こうやって税金も無駄遣いさせられているに違いない。
 なぜ自分で稼いだお金でないと、いとも簡単に節約を忘却してゆるゆるに使ってしまうのだろう。会計担当役員も会計事務と事務長の説明を聞き流すだけで、帳尻に間違いがなければ唯々諾々と認めてきたのだ。業界にはダブルスタンダードがあるらしく公には高めの設定がされている?!。知らなかったのだろうか。事務の仕事ぶりにも目を光らせる必要性を痛感した。
 役員の飲食もどこかに役得というか、ほとんど無報酬で働いているのでご馳走くらい当然という気持ちがあったと思う。この辺りは難しい。正論というか筋の通ったことを言うと煙たがられるのだが、河豚は中ると怖いから焼き鳥にしましょうと提案せねばなるまい。
 会計が逼迫して始めて眼が覚めるのは残念だが、意識改革が迫られているのを実感した(何を今頃と言われそうだ)。
 さて自分の所は大丈夫だろうか、どうもそうした交渉は苦手で、いつも友人のHに「お前そんなに高く買ったの」。といつもからかわれている。

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