駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ホーキングの言葉

2018年04月26日 | 人物、男

 

                                      スティーブンホーキング博士が三月十五日76歳で亡くなった。世界中どこに行っても自分が誰だか分かってしまう。濃い色のサングラスやかつらをかぶってもだめだ。車椅子で分かってしまうと残念がっておられたように、学生時代21歳で発症した筋萎縮性側索硬化症で動くことの出来ない不自由な身体で人生を送られた。

 ホーキング博士は不自由な身体の割に理論物理学が良く出来たというわけではなく、本当に超一流の理論物理学者だった。五体満足でも愚痴をこぼし碌な仕事も出来ない自分には驚異であり、心から尊敬する。博士は学問だけでなく一般人に科学を分かり易く解説する才能にも恵まれ、珠玉の名言を数多く残されている。

 知性と知能指数とは違う。 自分のIQを自慢するのは敗者のすることだ。

 自分がいかに知識不足かを知る。 知識の最大の敵は無知ではなく知識があるという幻想だ。

 失敗は重要。 失敗したことを誰かに責められたら、それは良いことなのかもしれないと言おう。不完全性がなければ、私もあなたも存在しないはずなのだから。

 自分の運命は決まっているとは考えない。 私が21歳になったとき、期待値はゼロになった。それからは、何もかもがボーナスだ。

 女性。全くの謎だ。  この点だけは私とどっこいどっこいだったらしい?。

 私はブラックホールがいかにして蒸発するかを理解できないが、ホーキング博士が本物で優れた人物だったことは分かる。

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2 コメント

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映画を観ました (ミカンママ)
2018-04-28 09:18:11
映画の「博士と彼女のセオリー」、原作は先妻ということで、プライベートな背景が描かれていました。再婚は博士なりの先妻への思いやりのような感じでしたが。後妻によるDVもあったようで、晩年は先妻の近所に住んで交流もあり幸せだったようです。
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そうでしたk (arz2bee)
2018-04-28 14:55:21
 プライベイトなことはよく知りませんが、手も足も動かないホーキングにDVは酷いですね。
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