駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

国民の採点は不合格

2020年12月27日 | 世の中
          

 時の流れに身を任せていない人も、時は否応なく押し流してゆく。師走最後の日曜日、青空が見え冷え込んでいる。街はひっそりと息を潜め年末飾り付けの電飾も所在なげだ。
 新型コロナ情報も次々と更新され新たな変異株感染者も出ているのに、相変わらず菅首相以下政府の責任者は自助努力のお願いばかり、一体この半年何をしていたのかと聞きたくなる。新型コロナの検査をなぜいつでもどこでも何度でもと増やさなかったのだろう。検査には費用が掛かるが、流行地を探索して効率的に行えば費用対効果は妥当なものとなる。移動や飲食業の私権の制限は好ましくないが、安部菅内閣が言い出すのには違和感を感じる。ゴーツー政策を守ろうとする底意が見える。先手を打たなければ、COVID19は抑えられない。
 科学的というのはよりよい方策をデータと論理で見付けてゆくことで、そうした専門家は居るのになぜ採用しないのだろう。東京オリンピック開催の支障になるなどと本末転倒のことを考えている場合ではない。
 感染者数の発表は必ず検査数とペアでしなければ解釈が混乱する。COVID19が曜日を知っているわけがないのに日月火と活動を低下させるように見えてしまう。
 安倍元首相には辻元田村両氏の質問へ答えを見れば国会での証人喚問が必要なのは明らかだ。ニュースはそこにスポットライトを当てて放送し解説しなければならないのに避けているように見える。禄に勉強しないで再試を受けて三十五点しか取れてないのに、合格したなどととぼけたことを言っている。自分で採点してどうする、採点は国民がするのだ。肝腎の疑問に答えていない、わかりにくい安部語で誤魔化しただけ、大甘の試験官ばかりではない。
 新型コロナはには誤魔化しは通らない。国民にも誤魔化しは通らない。
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