駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

面白くなくても大きな問題を考えたい

2020年01月08日 | 小考

              

 

 働き出して三日、ほぼ通常の生活に戻った。診察室から感じる世間の空気は静かというかちょっと元気がない感じだ。景気の先行きは不透明不穏で株価が下がっている。石油の供給に不安が出てくれば日本経済に悪影響が出るから当然の動きだ。安倍首相は上辺の言葉で飾り不都合から目を逸らす姿勢が見え透いてきたので、一億総活躍時代などと言われても信用する気になれない。素人考えだが、信頼できない政治家が口先ばかりで誤魔化すから、世の中に信用がなくなり財布のひもが固くなり、消費が伸びず景気が低迷するのだ。下手な経済評論家よりも当たっている?と思う。

 ゴーン逃亡は劇的で面白いかも知れないが、ゴーンの背任?は多分に個人の資質の問題と思う。それよりもなぜ彼をトップに連れてきたか、なぜこれほどの長期支配を認めたのかの方が大きな問題で其処にメスを入れる必要がある。そうした論評が見当たらない。ゴーンの妻に逮捕状が出たがなぜ今という疑問が出てくる。司法もご都合主義なんだという気がしてしまう。つまり司法さえも信頼信用できないと国民は感じていると思う。

 説明責任という言葉も丁寧に対応などと言葉遣いだけ丁寧で何も内容のない説明ですり抜けられてしまう。下地議員は凄い、よく正直に受領を認めた。その点だけは高く評価したい。

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