駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

年初スポーツ断章

2019年01月18日 | スポーツ

   

 

 森保ジャパンがウズベキスタンに見違える戦いぶりを見せた。と言っても選手が11人中10人も変わっていては、変化するのは当然で、果たしてこれがどこまで戦術采配の効果かは難しい。勿論、選手選択起用も戦術の内で、森保監督は中々の手腕を見せた。相変わらず守備には間を抜かれるという致命的な欠陥が残っているが、守りにもいくつかの収穫はあった。まず巨人ゴールキーパーダニエルが総身に神経が行き届いているのを見せてくれたことだ。

 何より素晴らしいのはウズベキスタン戦の選手達が二軍ではないことを見せたことだ。選手をレギュラーに固定して戦うのが本筋のように思っていたが、総取り替え戦術も機能し得ると知った。森保監督を保一と呼ぶ岡田元監督も見直しているだろう。

 稀勢の里が引退した。勝てなかった横綱に、意外にファンが暖かい。人柄や振る舞いが日本的で好まれたのだろうか。一片の悔いもない心境は諒としたい。唯、横綱審議会には悔いはなくとも十片の反省はあるだろう。相撲協会にも色々反省はあるはずだ。日馬富士暴行に端を発したゴタゴタ、貴乃花は奇矯なところはあっても、名横綱だった。失うのは惜しい。相撲界は懐が浅いのではないかという気がする。

 錦織、試合を観戦できなかったが、イボ・カルロビッチとの激闘を制し勝利した。勝った瞬間しばらく動けなかったようだ。全力を振り絞っての勝利だったのだろう。どこまで行けるか分からないが、この試合の模様を読んで、最高の賛辞を惜しまない。勝利の女神の前髪を掴んでベストフォーまで勝ち上がって欲しい。

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