今朝は青空が見え蝉が一斉に鳴いていた。汗は搔くが夏はこれでなくちゃ。
身体の部位にはそれぞれ名前があるのだが、言葉としての使われ方は腹を探るから弁慶の泣き所まで多様だ。元来の役割からの連想で、いろいろな意味が生じたものと思う。中で首は、首が掛かっている、首が回らないそしてネックになっているなど洋の東西を問わず、重要な部位と認識されているようだ。そうした生命にかかわるようこととは別に、実は首は美容上重要な部位でもある。
七十半ば色白美人だった気配を残すWさん、首に小さいいぼができて憂鬱そう「先生、なんとかなりません」と相談された。「うーん、ハト麦がいいとか聞きますが、皮膚科へ行ってみたらどうでしょう」と小学校の先のE先生を教えた。本当はいぼだけでなくしわやシミも気にされていると思ったが、余計なことは口にしなかった。
若く見える美容液の宣伝が喧しいが首が若くなる製品は出ているだろうか、顔よりも難しそうに思う。首は正直というのが、医師の観察眼だ。