駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

体罰の調査結果から

2013年03月22日 | スポーツ

                         

 スポーツ選手の体罰の経験者が調査の結果、十数%だったと出ていた。「以外と少ないなあ」。という指導経験者の正直な感想も出ていた。ちなみに体罰を加えた側の経験者は3%であった。

 数字をそのまま鵜呑みにすれば、体罰を加えたことのある指導者は加えなかった指導者の何倍もの選手を指導していたことになる。

 こうした調査にはバイアスが掛かっており、実際の率とは大きくかけ離れているだろう。表沙汰にしたくない選手心理と批判されたくない指導者心理があるだろう。その他に、体罰を体罰と感じていない選手と体罰を体罰と思っていない指導者が居るだろう。

 行き過ぎた愚かな体罰といういじめに端を発すれば、体罰は悪という斉唱になってしまう。斉唱になれば問題認識は一過性で掘り下げられることなく、対策も皮相に終わってしまう。

 体罰とは何か?。体罰の効果は?。どのようにして人を教育するか。アテネとスパルタの対立の意味するものは・・・、とても一朝一夕には答えられない問題が含まれている。こうした難問が人の噂も七十五日式に扱われることのないように願う。

 その一方、ちょっと脱線するが、まだオウム裁判が続いているのは長すぎると思う。オウム問題の解明には何十年も掛かるだろうが、オウム犯罪の裁判にこのような長い年月を掛けることは司法の歪み政治行政の怠慢と感ずる。

 

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2 コメント

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Unknown (柳居子)
2013-03-22 17:14:53
全容を解明しなくても 死刑判決は出て処刑も出来ると思うのですが、未だに信奉する信者も居るようで、自分たちの犯した非道は棚上げで、国家権力に殺された殉教者の様になると具合が悪いし、自然死を待つような考え方も有るのかな等と考えています。 長期間の拘禁による精神障害も出てきていると聞いています。
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Unknown (arz2bee)
2013-03-22 23:56:09
 特異ではありますが犯罪なのは明白だと思います。重大犯罪部分だけを対象にして早期に結審すべきと思います。、奇妙な遅延弁護は庶民には理解しがたい。
 二十年も時間をかけては記憶も薄れ関係者も年を取り、、判決も干涸らびるでしょう。
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