駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

合流できるか民主維新

2016年02月25日 | 政治経済

          

 まだ各地で雪が降っているようだが、春の息吹は眼に清かで朝の光は春を告げている。今年は逃げる二月に小さな尻尾が付いている。おまけと言っては29日に悪いが、なんかちょっと得した気分もする。

 民主と維新が合流出来そうだとの報道がある。巨大与党の自民党に対抗するには野党が結束するしか方法はないだろう。自民党の内部には色々な意見があったのだが、権力という引力でまとまってきた。自民党は内部に多様な意見を持つことで、エネルギーを蓄え新陳代謝が進み長持ちしてきた政党なのだが、ここに来て実力のない肯き若年議員が増えている。首相が改憲、復古の煙幕にしてきた経済の躓きは明らかで、戦略の綻びが見えてきている。

 野党が結束すれば一矢を報いることが出来る状況だ。民主党は何とか岡田代表がまとめきったように見える。維新の議員が松野党首の意向に従わないとすれば、我が儘な烏合の衆ということになる。

 党名を変えることは戦略的にも極めて重要で、新しい党名に注目している。民主維新などという名前では駄目だ。本当の知恵者が居るだろうか、先ず党名でそれが分かると思う。

 個人的には岡田さんはイメージが暗いがまともで、ひ弱そうな松野さんも芯は丈夫だと見ている。戦略が物を言う政治なので、スタイリストを付けて、明るく力強いイメージを打ち出すことが重要と申し上げたい。

 特別に民主支持というわけではないが、安陪さんの独走を食い止める必要がある。自民支持の人の中にも鶴の一声ばかりで良いのだろうかという懸念の声がある。多様を受け入れ柔軟に動かなければ、不穏な世界を生き抜くことは難しいと歴史は教えている?気がする。

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