駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

姦しいのはノープロブレム

2013年02月02日 | 身辺記

      

 元々月末月初は患者数が少ないのに加え、年末年始の休みから一ヶ月なのでこの数日は暇している。早速、空いた時間に看護師三人で何やら打ち合わせか連絡か、姦しくしている。手は余り動いていないようで、少々問題はあるかも知れないが、彼女たちのおしゃべりと笑い声が聞こえると心が休まる。

 というのは、仲が悪ければおしゃべりや笑い声は聞こえないからだ。とにもかくにも楽しくやっていてくれれば、院長としては有難い。楽しく働ければ、自然によく働くしミスも減るのだ。無言の行が続くと碌な事はないのを過去の苦い経験から学んでいる。

 街中の医者は診療だけでなくある程度は経営もしなければならない。経営の才などないけれども、現場から学んでなんとかやってきた。そして学んだことは楽しい職場が何よりと言うことだ。楽しいというのは自分勝手が許されるのとは違う。医院はティームで機能する。機能するティームでは我が儘は和らげられてゆく。

 自分の乏しい経験ではあるが、職場が上手く機能すると自浄作用が働く、殆どの人間は基本的に働くのが好きで、おしゃべりは潤滑油と見付けた。

 

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