終盤で80パーセント以上有利になれば決して負けないのが藤井聡太で、まして95%以上有利となれば勝負は決まりで、藤井聡太の連続優勝と思った。ところがその聡太が間違えてしまった。佐々木勇気の2四飛車を見逃し紙一重の鍔迫り合いに負けて優勝を逃した。佐々木勇気八段はNHK杯初優勝、しかも昨年決勝で負けた八冠の藤井を破っての優勝、おめでとうと拍手を送りたい。
いやあ分からない、藤井八冠が終盤で競り負けるなんて想像できなかった。藤井八冠は普段は優しく柔らかいのに、勝負となると別人、負けを表明する時はものすごい悔しがりようだった。
弥生春三月、大谷も藤井も人間と見つけた。