秋生のEtude

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『ロックオペラモーツァルト』 2/12(火) マチネ(ルージュVer.) 

2013年02月14日 23時56分59秒 | 舞台
さて、この『ロックオペラモーツアルト』という舞台・・・東京公演はプレビューを合わせても13回。
その内、インディゴVer.は7回。そしてルージュVer.は6回。
最初はおとなしく各ヴァージョンを1回ずつ観て・・・と思っていたのに
・・・気づいたらチケットが片手分
もちろん予算の都合もあって、我慢すべきところは我慢せねばと、基本A席を選びましたが・・・こんなにチケット持ってる時点で、まったく我慢ができていない
けれど、一度だけ、一度だけ!!・・・ぜいたくだけどS席で、そしてできれば舞台の真近から、その表情をじっくり観たくて

というわけで、仕事を休んで娘その2と1階前方席から観てきました
さすがに遠く離れた2階席からはわからない、細かな部分がいろいろ分かって新鮮でした。
しかも歌にしてもセリフにしても、目の前で観るとやっぱり迫力があって


『ロックオペラモーツァルト』 2013.2.12(火) 13:00開演 東急シアターオーブ (ルージュ・Ver.)


モーツァルト     中川晃教
サリエリ       山本耕史


まずは、目の前の幕の大きさ(広さ)におおっ
レースの模様の入ったこの幕が始まりの音楽と共にいくつかの色を放ち・・・
山本サリエリが登場。モーツァルトと自分の過去の確執を、少しづつ語りだすサリエリ。
幕の後ろからアッキーモーツァルト。姿は見えないが、その言葉に反応する声が聴こえてくる・・・
サリエリを少し小馬鹿にしたような言葉・・・でもきっと彼は、その言葉にどれほどサリエリが屈辱を感じているかわかっていない・・・

幕が開いて、コロレド大司教の御前に女の子たちを引き連れて登場するアッキーモーツァルトは、ひたすらチャラくてバカみたいで、インパクト大。
先日観たプレビュー公演よりさらにノリノリで、近くで観ると本当にそのヴィジュアルは細身のアッキーに良く似合っていて(誰かが、「FF8の“スコール”に似ている」と言ってた?)
とにかく洒落てて、結婚式の白いレース使いなんて本当に素敵だった。
酒場で言い争いになって♪常識なんて~と歌いあげるシーンは、どことなく『SHIROH』を思い出し
アロイジアを見て心を奪われるうっとりした表情や、パリの街角で楽しそうに歌う姿は本当にかわいらしい
自由自在なアッキーはクルクルと表情を変えて、本当に本領発揮って感じ。
アッキーの歌声は、優しく、伸び伸びと、そして思いっきり弾けて・・・どの曲も思っていた通り、アッキーのイメージに合ってる。
やっぱり、アッキーはモーツァルトそのもの


前回よりもすごくよくなってたのは、レオポルド/高橋ジョージ
やっぱりロッカーですね。男っぽい歌声が迫力で父親の威厳も感じられてよかったです。ただし・・・なぜあんなに巻き舌なんだ、ジョージ・・・そして、セリフになるとあんまり感情的ではない・・・

アロイジア/AKANE
美しい~!!細い四肢にゴージャスなドレスがよくお似合い。
「私、結婚するの」と言ってモーツァルトに突き出す左手には、大きな婚約指輪が!(近くで見なけりゃ分からないわ

コンスタンツェ/秋元才加
背が高い!!強気な目がいいなぁ。
ソロで歌うシーン、ポップでかわいかったです。
セシリアが無理に書かせた誓約書をモーツァルトの前で破るシーンでは、つい「紙に書いた誓いなんていらない!!」と脳内で別舞台でのセリフが・・・
最後の病床のモーツァルトに寄り添うシーンは、ちょっとやつれたイメージでなかなかいい演技でしたよ。(←○っちゃんより女優向き?)

セシリア/キムラ緑子
悪い人、というより世の中をちゃっかりと上手く生きてるタイプ?

ローゼンベルク伯爵・湯澤幸一郎
メイクが白塗りでとにかくおかしい。達者な方。
山本サリエリの真似シーン・・・山本くん笑いそうじゃなかった?

そして、
サリエリ/山本耕史
とにかくきれい。美しい。
冷静で、乱れず、紳士的で・・・が、あのモーツァルトのオペラの楽譜を見ながら、曲を聴きながら・・・少しずつ変っていくその表情は、観ている私の胸までが痛く苦しい。
サリエリは、モーツァルトの才能に嫉妬しながらも、それを抑圧し表に出すことはない。だからこそ、その胸の中の苦しみは狂気を帯びていく・・・山本くんの冷やかで、そして激しい複雑な想いを込めた「痛みこそ真実」・・・カッコ良くてゾクゾクしました。
山本くんの声って、少し低めで落ち着いてて、ちょっと掠れた声がセクシー?うわ~
2幕は、とにかくサリエリの見せ場が満載。
メインはやっぱり「殺しのシンフォニー」?・・・激しくドラマチックで、“運命”に見守られながら、“苦悩”をその身にまとい美しい山本サリエリが苦しむ様は、見応えがありました。
ラストの壇上での赤いライトに包まれた山本サリエリ・・・切り取ってパネルにしておきたい
ああ、私ってば、どうして・・・こうやって美しい男が苦悩する姿に弱いんだかっ!!

天真爛漫で弾けたアッキーと、冷静で抑えた渋い山本くん。

アッキーがモーツァルトにぴったりな様に、サリエリは山本くんにぴったり。むしろ、山本くんがサリエリを演ってくれてよかった。他の人では想像できない。(とはいえ、この逆バージョンもすごく楽しみ!!)


そんな山本くん、カテコでアッキーに「一言!!」と振られて、「あたーっす!!」と(笑)なんてかわゆいの~
そして、ジョージさんが「今日は客席にフランスの舞台関係者が」と(そういえば、幕間のトイレ待ちの時、見かけたような・・・)
日本版は、大成功だよね~



余談ですが・・・
「一度でいい」と言ってた娘その2は、「・・・やっぱりもう一度観たい。できれば次は別バージョンを、2階席から」と言いだし
ありゃりゃ・・・チケット増殖しました




コメント (2)
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