秋生のEtude

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『ミス・サイゴン』 8/13(水) ソワレ

2008年08月15日 08時20分36秒 | 『ミス・サイゴン』
2回目の『ミス・サイゴン』。
・・・娘その2の絶大な(?)希望で、今日だけはS席!!(いつもはかーなーりー後ろから観てます
なぜ?って、本日は、今年の3月『ベガーズ』の時に娘その2がだった原田くんがクリス
しかも、ナビザーブからもらった席は、前から3列目
やっぱり舞台が近いと・・・迫力のベトナム舞台でした。


『ミス・サイゴン』 2008.8.13(水) 18:15開演 帝国劇場


エンジニア    筧 利夫
キム       笹本玲奈
クリス      原田優一
ジョン      岡 幸二郎
エレン      鈴木ほのか
トゥイ      石井一彰
ジジ       菅谷真理恵
タム       首藤勇星
(アンサンブル    青組)


前方席で観ると、こんななんだ~という迫力!!
舞台の熱気が直に感じられる・・・あ~やっぱりお高い席だけはあるわね、と思いましたよ、ホントに


いきなりですが、冒頭の「ドリームランド」シーン。
近くで観たせいか・・・きゃ~~っ!すっごいことしてる~とまず、びっくり
水着のおねーさんたちですから・・・最初から露出度が高くて・・・あっちも、こっちもすっごいことに
最初からドキドキしちゃいました。(隣の娘の反応が気になったけど・・・あえて何も言えず)
あのサクスフォンは本当に吹いてましたね。あのアンサンブルさんは誰なんだろう?


筧エンジニア
いろいろ評判は聞いていましたが・・・なんとなくやっぱり軽い!?
軽佻浮薄(?)・・・しっかと信念を持って生きるより、こんな風に時勢に乗ったり沈んだり・・・それはそれで処世術。そんな生き方が見て取れるエンジニア。
筧さん、小柄だから・・・イマイチ迫力には欠けましたが、なかなかしたたかで、それでいて、どこか人のいいエンジニアにも見えたような。
アドリブも満載で楽しませてくれました。
前回観た別所さんはどこか悪くなりきれないヤ○ザ風でしたが、筧さんは強がるチン○ラ風?(未見ですが、さとしさんは、生まれもってのポン○キ風、との噂が
1幕ラストの「キムとエンジニア」・・・哀愁が漂ってなかなかよかったです。


原田クリス
・・・見た目が若い!!(少年のように見える
その姿同様、繊細なクリスを想像していたのですが、いやいやなかなか男っぽい。(あ、これってはじめて『レミゼ』で原田アンジョを観た時の印象とまったく同じだ・・・つまり、原田くんのイメージを“繊細”と決め付けちゃいけないってこと?)
原田クリスの♪神よ、何故・・・これまた美しい。よく通る声が心地よくて・・・
とはいえ前回同様、可憐そのものの玲奈キムが相手なので、これまた一目で恋に落ちるクリス、というのは納得なんだけど・・・藤岡くんより、なんとなくお坊ちゃまに見えるせいか・・・ある意味、キムの身の上話を聞いてアメリカンな使命感?に目覚めた藤岡クリス・・・とはちがって、キムがかわいい女の子だったから恋したような・・・。(いや、それでも別にいいんだけどね)
そのあとに続く、♪Sun and Moon・・・とにかく密着度が高くて
きゃ~ちゅっ!ちゅっ!ちゅっ!・・・キスの嵐!!(そう思っていたら、これってあとのトークショーでも話題の的に!?)
そして、とにかく身が軽い!ベットから飛び降りる時のあの軽やかなこと!!
そのうえ、想像以上の熱演!!ごめんなさい・・・ちょっと大げさすぎるような気も・・・
2幕の苦悩する原田クリス・・・キムの生存とタムの存在を知ったとき、たしかに驚くけど、それより妻のエレンにどう言おうか?ということの方を悩んでいたような・・・
エレンに過去を告白するシーンは本当に、歌うじゃなく叫ぶに近かった・・・(必死すぎて、苦悩していたことを“わかってくれ”という哀願にも見えた
・・・あ、関係ないけど、原田くんのジーンズ姿、すっごくカッコよかったです金髪じゃないのが残念だけど、アメリカンのお坊ちゃまに見えました。


岡ジョン
今回、3列目から観て、はじめて知った・・・冒頭なんだかんだとクリスの心配しながら・・・ジョンって、店で一番人気のジジを最終的には“お持ち帰り”してたんだ・・・(←やるときはやるんだ(赤面)とおい
クリスに♪あの娘は蓮の花~と電話越しに歌われた時は「ハ、ス、ですかっ!?」
(今風のちょっとハズしたツッコミ?)
2幕の♪ブイドイ・・・迫力あるなぁ・・・とにかく背が高くて美しくて見栄えがいい岡ジョンでした。
冒頭のシーンを確認しちゃったせいか・・・3年の間にクリスは失語症になったり、精神的に病んでしまったけど、ジョンは同じ3年の間に、福祉の道へ歩むことで、自分のしてきたベトナム時代のことを払拭しようと思い立ったわけね・・・などと思ってしまいました
そう思ったら、安易な考えに走るクリスとエレンを“甘すぎる”とたしなめる岡ジョンがすごく納得できた・・・


ほのかエレン
まずは、普段、家で聴いているCDと同じエレンだ~・・・と変なところで感激
ただ・・・声はとにかく、どうしても原田クリスが少年っぽく見えて、バランス的にお姉さん、もしくはお母さんに思えるんだよなぁ・・・
キムに対しても妻の立場以上に余裕さえ感じる。(玲奈キムが小娘に見えちゃうのよ)


石井トゥイ
・・・前回も感じたことですが、本当にキムが好きだったのね・・・キムを見る目がキラキラと輝いて、うれしそうなんだよね、ホントに少年のように・・・石井トゥイ。
キムの悪夢の中で現れても、怖さの中にキムへの愛情を感じる・・・線が細いので迫力は今ひとつだけど
キムの腕に抱かれて死んでいくシーンは、なんだかトゥイが無性にかわいそうで
うわーっ!これって“恵みの雨”逆バージョン?


玲奈ちゃんキム

ピュアなキムぶりは前回同様。
クリスに「一緒に暮らそう」といわれ、ベットの上で戯れる様子がかわいい。
偉くなったトゥイが現れ、必死で「あなたとはもう結婚できない」とトゥイを説得するシーンには熱がこもっていてトゥイを撃ってしまったあと、トゥイを胸にかき抱く姿には後悔があふれていて・・・。
♪命をあげよう、はタムに語りかけながら、その先にいるクリスにも語るような遠い目線が・・・哀しくてグッときました。
2幕、エレンと会ってエレンにタムのことで詰め寄るシーンはすっごい迫力!!
ほのかエレン、キムの迫力に圧されて、タジタジで動けず。


今回、一番の涙ポイントだったのは、ヘリがやってくる直前、クリスが必死にキムに電話をかけてるシーン。
すれ違う二人が、お互いを呼び合い、最後に絶叫するように歌声を重ねる♪裂かないで二人を・・・
それと、ホテルの部屋でキムとタムのことを相談するクリスとエレン、そしてジョン。
その時、上手にはエレンの存在を知って、呆然としたまま歩いてくるキム。
キムが♪なつかしいキスと~と歌う、その同時のタイミングで、愛を確かめあったクリスとエレンはキスしてる・・・ううっ・・・キムのどこまでも報われない愛が切ない。
切なすぎるよ・・・


ラストの衝撃もさることながら・・・
どこまでもすれ違ってしまったキムとクリス。
クリスが身を守るために渡した、その拳銃で命を絶つキムが哀しい。
ああ、あまりにも・・・哀しい舞台『ミス・サイゴン』。



次は、いよいよ市村さんの千秋楽です。



コメント (2)
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