秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
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読書こまごま

2007年11月08日 23時25分46秒 | 
仕事でPCを見ている時間が圧倒的に増えたため、目がしょぼしょぼ長くTVを見るのもつらくて、“読みたい”と思ってもなかなか読書というものができません。
しかもまとまった時間が取れないので、読書はもっぱら通勤の電車の中です。

でも、なんでかなぁ・・・最近の興味は、あまり新しいものには向きません。
昔読んで感銘を受けた文学作品、たとえば古典的なもの、感動の舞台で観たストーリーの原作本など・・・話の展開をわかっていて、その世界に浸れるもの、内容を堪能できるものを選んでいます。


9月に舞台を観て、その言葉の美しさに感動した『シラノ・ド・ベルジュラック』(エドモン・ロスタン)
・・・「お話がお下手ですわ。さよなら!」と美しい言葉を欲しがるわがままでかわいくて、でも憎めないロクサーヌ。
シラノのおかげでロクサーヌと結ばれる美男・クリスチャン。
「あの人が愛しているのは君だ」・・・すべて気づいてしまうクリスチャン。
この辺りからはもううるうるで、ラストのシラノの“独白”はもう号泣。
醜さゆえに母にも愛されなかったシラノ・・・
「・・・唯あなたがいたからこそ、少なくとも、女の友達を一人持つ事が出来たのです。」
怪我のせいで、意識も混濁し、人事不省に陥りながらロクサーヌに想いを告げるシラノ・・・
人目もはばからず、涙が止まらず・・・


DVDを観た嵐ファンの娘その2にねだられて買った『青の炎』(貴志裕介)
「・・・目的を遂げようという意志を支えているのは、脳裏にきらめく青の炎だった。」
・・・ニノの孤独で哀しげで、思いつめた瞳がよみがえる・・・


どういうわけか・・・『つめたいよるに』(江國香織)
お気に入りの中尾くんが出演していたドラマ『デューク』の原作本を探したら、これだった。
他にも、素敵で、ちょっと不思議な短編がいっぱい。
やさしくて、悲しい。そして心に残る。・・・そんなお話ばかり。


う~~ん、これから観る舞台のために、と予習はあまりしないほうだけど・・・読んでみたいのは、ルドルフとマリー・ヴェッツェラのお話。
お勧めがあったら、どなたか教えてください



コメント (5)
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