残念です・・・

本田美奈子さんが亡くなられた、とネットのニュースで、読みました。
・・・ショックです。直に舞台は拝見したことはないけれど、TVの特集でその経歴は知っています。
アイドルから、ミュージカル俳優への転身、人一倍の努力で諸々のハードルを乗り越えてきた、と聞いています。
運命を変えた『ミス・サイゴン』キム役は、初演を観られた先輩から「細い身体から絞り出すような声に悲壮感があり、すごい熱演で涙が出た」と聞きました。
２００５年春の帝劇『レミゼ』では、ファンティーヌを演じるはずでした。
『レミゼ』観劇の際、キャストのみんなからの激励の寄せ書きを見ました。”ああ、こんなにみんなから愛されている素晴らしい役者さんなんだ”と思いました。本当に早く元気になってほしいな、と思っていました。

病気に打ち勝って、舞台に戻ってきて、歌いたかったでしょうね。
・・・彼女のファンティーヌを観たかった。

まだまだ歳若く、まだまだ未知の才能があり、たくさんの人を感動させてくれるはずだったのに、とにかく残念です。

どうか、天国で思い切り歌ってください。その素晴らしいソプラノ・ボイスで。
ミュージカルを愛するすべてのファンのために。
ご冥福をお祈りします。

映画 『スウィングガールズ』

以前、息子が借りてきてくれたDVDを何回となく見たはずなのに、やっぱりまた見てしまいました(笑）・・・TV映画『スィングガールズ』。

いいですよね～！大好き～！こーいうの！！

いろんな偶然から、ジャズ！？をやることになった女子高生たち。
山形弁の会話もギャップがあって、楽しい。
中古の楽器から音が出た時のうれしそうな顔、音楽になんてならずめちゃくちゃだったのが、ちゃんとどうにか音楽になった時の喜々とした表情、いいですね～
最後の女子高生たちの生演奏、ホントに迫力もんで、感動です。

音楽って、”音を楽しむ”ですものね。
横断歩道の真ん中で、信号機のチャイムに手拍子を合わせながら、「ジャズになったあぁぁ～！」と喜ぶ少女たち・・・これが、原点だと思います。

中で演奏される楽曲は、どれも耳になじんだオールデイズばかり。
私も、小学生くらいのときに、父が持ってるレコードを聴いてあこがれました。
グレン・ミラーも、ベニー・グッドマンも外国の香りがして、聴いてるとドキドキしました。かっこよかったぁ～
いいものは、永遠！！

この映画を見たたくさんの人たちが、今度はその喜びに気づいて、音楽を楽しんでくれたらいいなあ、と思うのです。