私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

ミフウズラペア。サンセットを見に行き、19:19撮影。f7.1、ISO400、1/50。♂♀まったりで、手持ち撮影。

2010年4月18日(日)飛島

2010年04月25日 | 酒田市飛島
■2010/4/18(日)11:05-13:00【天気】晴れ時々曇り
【場所】飛島(一周コース 定期船発着所~[ア]~[ス]~小中学校校庭)
【種名】ウミウ2,ヒメウ1,アオサギ1,トビ4,ハイタカ1,ノスリ1,チュウジシギ?1,オオセグロカモメ+,ウミネコ+++,カラスバトS1,キジバト2,アリスイ1,コゲラ3,イワツバメ4,キセキレイ1,ハクセキレイ3,ビンズイ4,ヒヨドリ+,ルリビタキ++,ジョウビタキ+,ノビタキ++,イソヒヨドリ♂3,クロツグミS1,アカハラ1,シロハラ+,ツグミ++,ウグイス+,センダイムシクイ+,ヤマガラ3,シジュウカラ8,メジロ6,ホオジロ+,カシラダカ++,ミヤマホオジロ8,アオジ5,アトリ12,カワラヒワ+,ベニマシコ6,ウソ1,スズメ+,コムクドリ♀1,ハシボソガラス+,ハシブトガラス++(21科43種)
【メモ】仙台の自宅を6時30分に出て9時に飛島定期船桟橋に到着。海鮮市場で漬けどんぶりを食べ,乗船券を購入した。行きも帰りも航路は体力温存のため(というか最近海を見るのが面倒になり,宮城県内航路は別だが),船内で寝ているので,海鳥はノーチェック。前回は出航直前にエンジントラブルで到着が遅れ,11時25分スタートだったが,今回は11時05分には鳥見を開始できた。ウミネコ,ジョウビタキ,イソヒヨドリと見て畑の手前の切り通しでルリビタキ,ホオジロ,ツグミと見る。今回は全島ルリビタキ・ノビタキ・カシラダカ・ツグミで,一番個体数が多かったのはルリビタキの♀だった。♂との観察出現率は7:3くらいで圧倒的に♀が多かった。ノビタキは同じくらい。意外と少なかったのが,メジロとミヤマホオジロか。探鳥時間が2時間しかないので畑にはよほどのことがない限り入らず,ひたすら道路を歩いて両側に出る小鳥をチェックする。何しろ,ルリビタキ,ノビタキ,ツグミが田んぼの畦を歩いていると飛び跳ねるイナゴのようにいるので(ちょっとオーバーだが),ノゴマやアリスイを見つけても,すぐにその近くに飛んでくる小鳥がいるので,そちらの確認に目が行ってしまって,撮影もままならない。暗い林の下にやたらシロハラがいたが,これは暗いので最初から撮影しない。もう少しでグランドというところで,軽トラックが細道から出てきた。それに驚いて,出てきたジシギが一羽いた。ヤマシギでは全然なく,タシギでもなく,のっぺりのオオジシギでもないので,おそらくチュウジシギだろうが,定かではない。グランド近くの暗い林の中から前回もこの辺で聞いたが,「ウーウー」と中音量でカラスバトが鳴いている。合わせて,こちらは軽快なクロツグミの囀り。グランドはノビタキ,カシラダカ,ツグミがたくさんいて,ハチジョウツグミを探したがいなかった。ノビタキはススキに斜めに止まったり,遠くから見ると蝶のようにも見えるようにススキからススキへ移っていく。飛島ではここの風景と巨木の森の枝に止まるヤツガシラと地面にいるトラツグミ,そして岬の外周路の低木にいるルリビタキの風景が特に好きだ。ここから急いでヘリポートに行くがすでにここで12時28分。ヘリポートと校庭は時間をかければかける分,いろいろな鳥が出るのだが致し方ない。巨木の森を抜け,岬の遊歩道をルリビタキ見ながら,足早に歩いて行くと,サクラの枝にノビタキ♂が止まっていた。あまり似合わないとは思いつつ,写真を撮ったが,ノビタキが桜に止まっていて別に悪いわけではない。人間の固定観念が邪魔をしているだけだ。階段を下りる途中,ウソの鳴き声がしたが時間もないので探さず,校庭に着いた。例大祭が各地区で行われたあとで,祭から帰ってきた人たちがいた。こんにちはと挨拶をして,校庭に入ると,これといった鳥はいなかったが,ふと見ると,ツグミではない鳥がいる。距離があったので双眼鏡で見るとアリスイだった。逆光だっが,何枚か撮影した。地面をほっくり返して盛んに採餌していた。嘴には土塊がついている。そのそばをノビタキやセンダイムシクイなど行ったり来たりするので,変な鳥がいるかもしれないので,そちらもチェックしなければならない。ふと見るとアリスイはもういないという状態だ。ここで時間があと30分もあれば,別の鳥も見られるのだが,タイムアップの13時になり,定期船発着所に向かって歩いた。今回は,30分あったので,20分には券を購入することができた。毎日デスクワークが中心なので,2時間30分でも鳥を見ながら歩くのはとても楽しい。それで田代島や江島も楽しいわけだ。せめて2便の時に来れればいいのだが,その時期は県内でもフィールドがよい時期なので外せない。今回はまたしてもいるはずのヤツガシラを外してしまったが,鳥がたくさんいたのでよいとしよう。海岸線をノビタキの群れがどんどん飛んでいく光景もなかなかよかった。
【写真】
  
■ルリビタキ♀(別個体)
  
■ノゴマ♂/ルリビタキ♂(同一個体)
  
■ルリビタキ♂/ウグイス
  
■アオジ♂/ホオジロ/ルリビタキ♀
  
■ルリビタキ♀(別個体)
  
■チュウジシギ?/ノビタキ♂(別個体)
  
■ノビタキ♀/ノビタキ♂/ノビタキ♀
  
■ノビタキ♂(同一個体)
  
■ノビタキ♀/アカハラ/カワラヒワ
  
■ルリビタキ♂/地面で採餌するアリスイ


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