2018年4月21日(土)鳥の海空撮2

2018年04月21日 | 動画観察図鑑
■2018/4/21(土)8:30-8:40【天気】晴れ 【ドローン】Parrot BEBOP2
【場所】鳥の海
【メモ】前回の空撮の段階では,まだ周回路は完成していなかったが,今回は既に全通し,船だまりにも何隻か停泊中で,工事も終わっていた。一連の防潮堤工事や,蛭島の工事も終わり,蛭島への橋(まだ一般は渡れないが)にはウミネコの大群がいた。昨年は船だまりの護岸でウミネコが繁殖していたが,今回は蛭島自体が繁殖地になる感じだ。今日はシギチもまあまあ多く,オオソリ,ホウロク1,チュウシャク,オバシギ,メダイ,シロチ,アオアシ,キョウジョ,ミユビなどのシギチがいた。そのうち,セイタカシギやウズラシギもやってくるだろう。
【動画】

■蛭島の様子


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2018年2月12日(月)阿寒国際ツルセンター

2018年04月21日 | 北海道
2018/2/12(月)10:48-14:21【天気】晴れ 【レンズ】EOS5DⅣ+100-400Ⅱ EOS7DⅡ+500Ⅱ
【場所】阿寒国際ツルセンター
【種名】タンチョウ,オオワシ成鳥1,オジロワシ成鳥2(2科2種)
【メモ】今回の釧路探鳥の目的の一つはクロヅルを見ることだったが,もう一つは,タンチョウの赤い頭がどうして赤くなっているのか(笑い),超望遠レンズで撮影することだった。赤いのは皮膚だと聞いてはいたが,どういうふうになっているのか,例えばつるつるの状態で血管が浮き上がって赤く見えるのか,でもそれだと寒いのではないかと勝手に思ったりしていた。ツルセンターは伊藤サンクチュアリー以上にツルが人慣れしている場所なので,柵のすぐ手前まで来るところなので,タンチョウという鳥を,詳しく見るには絶好の場所だ。タンチョウの赤い部分は小さな肉瘤の集合体でよく見ると,手前の方には黒い色の肉瘤もあり,黒い羽毛と混じり合っている。クロヅルも面積はタンチョウほどではないが,長方形の赤い肉瘤がある。興奮すると血流が増加するためか,大きくなるようだ。肉瘤は細長いので,全体の表面積はかなりのものになる。夏はラジエター的な役割,普通はアピールポイントになるのかもしれない。幼鳥の頭を見ると,この部分に肉瘤はないが,一段引っ込んでいて羽毛の丈が短くなっている。嘴もよくみるとすごい。朽ち木のようにも見えるが,柔軟性もありそうだ。舌はかなり細い。飛翔時の初列風切りは本当に美しい。群れをよく見ると親子(親2子1)と分かる3羽が同じ行動をしているし,ペアはいつでも一緒という感じだ。その他にタンチョウの○○一門という感じの少し大きい群れも観察できる。
ところでこの場所は2,3年前までは昔ながらの活魚を餌にして給餌していて,それを狙ってオジロワシ,オオワシ,トビ,カラス,キタキツネがやって来て,バトルをやり,それを狙うカメラマン(自分もそうだが)にとって格別の場所だった。ラウスの流氷上のオオワシ,オジロワシもすごいが,ここは背景がよく,しかも彼らはタンチョウの餌を奪いに来るわけだから,タンチョウ同士,タンチョウ対ワシ,キツネ,トビ,カラスと入り乱れてのバトルが売りものだっただけに残念だった。事前に情報は得ていので,ワシタカは来ないだろうと思っていたら,14時に餌を撒くとちゃんとオジロワシが2羽やってきたが,餌でないと分かると飛んで行ってしまった。今でも2時になり,餌を撒くと勘違いしてやって来るらしい。オオワシ成鳥は,林の後ろの川の方に飛んで行ったのを見ることができた。
【写真】
  
■タンチョウ幼鳥。ダイサギなどの白鷺類とは眼の付き方が違う。頭部の将来肉瘤になるところと頭頂部は段になっている。
  
■成鳥の肉瘤部分。
  
■成鳥/親子
  
■伸び/嘴の中に細い舌が見える/二羽でランディング
  
■タンチョウ成鳥/オジロワシ成鳥2羽
  
■オジロワシ成鳥。餌を撒かなくなったので,バトルは見られなくなってしまった。

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