私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

掲載していなかった記録をアップし始めました。あっという間に1年が経ってしまうので。今シーズンの鳥の海の記録も。

2012年3月3日(土)蕪栗沼・白鳥地区

2012年03月03日 | 蕪栗沼・白鳥地区
■2012/3/3(土)13:34-14:15【天気】曇り
【場所】蕪栗沼・白鳥地区
【種名】カワウ,サンカノゴイ1,ダイサギ,アオサギ,マガン,オオヒシクイ,オオハクチョウ,コハクチョウ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,ミコアイサ,カワアイサ,トビ,オジロワシ成鳥1,オオタカ若鳥1,ノスリ,ハイイロチュウヒ♀1,チュウヒ,オオバン,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,キセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ツグミ,ホオジロ,ベニマシコ,スズメ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(15科36種)
【メモ】南三陸から登米を経由して蕪栗沼にやってきた。サンカノゴイは3個体目を観察。前回と全く同じところにいて同じパターンで飛翔形しか撮れなかった。ワシタカ類はそこそこにいたが,今冬はケアシノスリを見ていないのが寂しい限りだ。
【写真】
  
■サンカノゴイ3個体目。前回の2個体とは異なる個体。小雨覆の色が違う。足の緑黄色が他の個体に比べてかなり明確。
  
■ハイイロチュウヒの♀


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2012年3月3日(土)北上川

2012年03月03日 | 南三陸漁港
■2012/3/3(土)8:52-8:53【天気】曇り時々晴れ
【場所】北上川
【種名】オオワシ成鳥(1科1種)
【メモ】今年はオオワシをフィールドで見るのは無理かと思っていたが,たまたま土手を走っていたら水辺のヨシ原の陰に白黒黄色のパターンを発見,交通量が比較的多くそこには停められず,ちょうどオオワシが見え隠れする辺りに停車して撮影した。かなり距離があったにもかかわらずこちらに気づかれ飛ばれてしまった。風がないので川面を低くゆっくり羽ばたいて対岸に着き,そこから大きく高度を上げて山の上まで飛んで,そこから反転して中間辺りの杉の木のてっぺんに苦労して(笑い)止まった。この間,わずか1分だった。北海道と違って,周りの自然の風景が優しく,オオワシも何となくエレガントに,優しく見えてしまう。毎日,エバーグリーン(知床ネイチャークルーズ)のHP(http://www.e-shiretoko.com/)を見て,流氷のオオワシいいなあ,とため息をつく毎日だが,3.11以来のことを思えば,そんなことは言っていられないのである。ちなみに写真を撮っておもしろいのは阿寒国際ツルセンターの空中バトルだと思っている。ともあれ,立派な成鳥-と言っても上面が真っ黒ではなく,若鳥の茶色の羽毛が残っている個体だったが-を見ることが出来てよかった。奥松島以来である。
【写真】
  
  


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2012年3月3日(土)南三陸コース

2012年03月03日 | 南三陸漁港
■2012/3/3(土)8:47-11:12【天気】晴れ
【場所】南三陸コース
【種名】ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,カワウ,ウミウ,ダイサギ,コサギ,アオサギ,コクガン30+,マガモ,カルガモ,コガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ウミアイサ,カワアイサ,ミサゴ,トビ,オオワシ,ノスリ,チュウヒ,オオバン,ユリカモメ,タイミルセグロモメ,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,セグロセキレイ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,イソヒヨドリ,ツグミ,ホオジロ,カシラダカ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(17科46種)
【メモ】雪が降って晴れた朝で景色がとてもよかった。追波川沿いに行くと,すぐにノスリやチュウヒ♀幼鳥が飛び,今日はワシタカの出がいいと思っていると,ヨシワラの陰に川に突き出た枝があり,そこに見慣れたオオワシ成鳥が止まっていた。すぐにこちらを発見されてしまい,川向こうに飛ばれてしまった。その後,またチュウヒ成鳥が飛んだ。相川漁港はからぶりだったが,次の長清水で,ワシカモメの成鳥冬羽を身近で観察できた。志津川海洋青年の家のボート置き場があったところにシノリガモがいて,なかなかユーモラスな動作をしていた。波伝谷漁港に行くと,コクガンとクロガモの群れがいて,漁港の防波堤にはタイミルセグロカモメがいた。オオワシ成鳥とタイミルは今季初だった。次の折立川にもめぼしい鳥はいなかったが,交差点にあるセブンイレブンが復活していて(前回行ったときにはもう営業していたらしいが),プレハブではあるが中はれっきとしたセブンイレブンだった。何とが立ち上げることができましたという店長さんの言葉に思わずぐっときてしまった。もともと交通量の多い場所で早い時期に営業を再開しているのはコンビニではないだろうか。
【写真】
  
■チュウヒ♀幼鳥と思われる個体/オオワシ成鳥/チュウヒ成鳥
  
■ワシカモメ成鳥冬羽から夏羽移行個体。ワシカモメの成鳥冬羽は,嘴に黒色斑がある個体も多い。虹彩は一般的には暗色が多いが,この個体のように少し明るい黄色の場合もある。
  
■シノリガモ♂1♀2。♂は第1回冬羽か。何回目であのきれいな羽毛になるのだろうか。/オオセグロカモメ成鳥夏羽♀型。後ろは第1回冬羽で擦れて白っぽくなっている個体/クロガモ♂成鳥。クロガモは露出が難しい。
  
■コクガンの群れ/波伝谷漁港で魚を捕まえ飛び去っていくミサゴ/ワシカモメ第4回冬羽から夏羽移行個体。この個体は上の嘴が長すぎる。また虹彩はは典型的に暗色である。
  
■タイミルセグロカモメ成鳥冬羽から夏羽移行個体。座っていたときから,すぐにタイミルとわかるほど,セグロカモメとは雰囲気が違う。初列風切はセグロカモメより長く,全体的にやや華奢に見える。後頸の縦斑が特徴。


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