私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

掲載していなかった記録をアップし始めました。あっという間に1年が経ってしまうので。今シーズンの鳥の海の記録も。

2012年3月25日(日)田代島

2012年03月25日 | 田代島・航路
■2012/3/25(日)8:59-11:32【天気】晴れ
【場所】田代島,航路
【種名】カンムリカイツブリ,カワウ,ウミウ,ヒメウ,マガモ,カルガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,キンクロハジロ,スズガモ,ミサゴ,トビ,ノスリ(門脇地区),オオバン,ユリカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,ツグミ,シロハラ,ウグイス,メジロ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(1432科種)ネコ若干
【メモ】震災後,初めて田代島に行った。震災後,被害が甚大だった門脇地区にある門脇桟橋がしばらく使えない状態だったのが,この日行ってみると部分的に復興していて,他の被災地の船着き場同様,地盤沈下からかさ上げがしてあって,船が着けるようになっていた。震災後は一時石巻港から船が出ていた。当時ブルーライナーとマーメイドが係留してあって,思わず無事だったかと感動してしまった。
さて,航路は穏やかでしかも何も海鳥が出ない。大泊から仁斗田間もほとんど何もいない。仁斗田港に着くとかつての連絡船乗船場は津波の被害と地盤沈下で使えない状態で,網地島側の防波堤に着岸した。11時の船で帰る予定だったので,急いでいつものコースを回ったが,予想通りほとんど小鳥は出ない状態だった。仕方がないので,小鳥の方は早々に切り上げて,岸壁のカモメ類の観察をしたが,こちらもハイブリッドがいたくらいで特に普通種しかいなかったが,晴天で凪ぎにも関わらず,カモメ類は岸壁にかなりの数がいた。ほとんどがウミネコで,オオセグロカモメが次に多く,セグロカモメ,ワシカモメ,ハイブリッドが少々という感じだった。港のネコは2匹しか見なかった。
【写真】
  
■大泊と仁斗田間の養殖ブイ上のヒメウとシノリガモ/ワシカモメ成鳥夏羽♂型
  
■オオセグロカモメ成鳥夏羽/おっと,カナダか?/ただのワシカモメでした。
  
■おそらくワシカモメとオオセグロカモメのハイブリッド/ノスリ若鳥(幼鳥)


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2012年3月25日(日)自宅

2012年03月25日 | 庭に来る鳥
■2012/3/25(日)7:14-7:18【天気】晴れ
【場所】自宅
【種名】キジバト1,ヒヨドリ1,メジロ1,シジュウカラ3,カワラヒワ3,スズメ10+(6科6種)
【メモ】いつもの餌台風景。リビングのガラス越しに撮影した。200.1/100.5.6。ヒヨドリと言えば大学時代に思い出がある。いつだったか,サークルの顧問の教授から,来日したアメリカの教授を広瀬川を案内して野鳥を見せてほしいと言われ,早朝花壇にお連れした。その日は運良くヤマセミとカワセミが同じ木に止まっていて,ほら凄いだろうとスコープ(当時コーワのプロミナと言っていたような)見せたら,全然感激せず,その辺にたくさんいるヒヨドリを見て,Oh!Beautiful!と言ってやたら感動していた。ヒヨドリがそんなに美しいかはわからないが,世界的に見れば分布が局地的なので,いない国から来れば珍しいのと相俟って美しいとなるのだろう。これもずっと昔のことだが,新任の頃,職員旅行で香港に行ったときに,ホテルの窓から公園を見ると見たことがないが,ヒヨドリの仲間っぽい感じの鳥がいて,スケッチをしたことがあった。なぜ,FD600mmをわざわざ持って行ったのに撮影しなかったのか,今考えると不可解だが,ずっとあとになってから図鑑(『日本の野鳥590』)を見るとシロガシラとコウラウンでやはりこの2種はヒヨドリ科だった。
【写真】
  
■ミカンを食べるヒヨドリ


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