■2008/8/16(土)12:20-14:20【天気】曇り,時々小雨
【場所】鳥の海,周辺田圃,岩沼
【種名】カイツブリ,カワウ,ゴイサギ,ササゴイ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,コブハクチョウ3,カルガモ,スズガモ,ミサゴ4,トビ,チョウゲンボウ♀,キジ♀,バン,コチドリ幼羽3,シロチドリ成幼不明2,ケリ幼羽1,トウネン夏羽6(うち1羽足輪),オバシギ幼羽1,キアシシギ夏羽3,イソシギ夏羽1,タシギ3,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,モズ,セッカ,ホオジロ,ホオアカ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(21科40種)
【備考】この日は6月から初めて職場に1回も行かない日となった。金曜日のうちに日曜日の行事の準備を終えて,今日はゆっくり起きて鳥の海に行った。天気は悪かったが,長谷釜や岩沼の田圃が気になり,また中旬は多くのシギチの夏羽が幼羽より先に飛来するので,「8月頃の夏羽」を観察するよい機会だからだ。愛用している『シギ・チドリ類ハンドブック』は本当に勉強になる。県内でのシギは,冬羽→冬羽から夏羽→ほとんど夏羽→夏羽→8月頃の擦り切れ夏羽→夏羽に冬羽が混じる→ほとんど冬羽→そして冬羽が観察できる。ハマシギ,ミユビシギ,トウネン3種は代表格で,ハマシギ,ミユビシギは6・7月をのぞいて特にその変化が観察できる。
さて今日の鳥の海はシギチもかなり少なかった。しかしねらい通り,トウネンの夏羽が見られた。前日の石巻の個体群はかなり雨覆が擦れ切れているのが多かったが,今日のは羽軸がまだわかる。H氏に電話してオバシギをバンディングしたらと言ったら,次の回に行ったら同じ個体かどうかは定かでないが,しっかり足輪があった。鳥の海の周辺田圃ではケリの幼鳥が1羽いた。昨年は同じ時期に長谷釜での記録がある。岩沼や長谷釜の田圃はシギチの姿がなくさっぱりで,タシギやコチドリがいたくらいだった。午前の早い時間帯にはオオジシギの群れや各種田圃シギがいろいろいたらしいが,午後はさっぱりだった。
とりあえず,トウネンの夏羽を見たと言うことで帰った。
【写真】

■防波堤の上のトウネン夏羽,オバシギ幼羽,キアシシギ夏羽/キアシシギがオバシギの後ろからランディング,驚くオバシギ!

■採餌するトウネン夏羽

■潮が満ちて干潟がなくなると,水浴びに切り替え。このグループの夏羽個体は雨覆がそれほど擦れ切れていなく,羽軸がまだ見える状態。2段目の1羽のトウネンと比べると3段目のトウネンの方が赤っぽく夏羽がかなり残っているが2段目の方は雨覆の擦れ切れが大きく,軸班はやや不明瞭になっている。全体もそれほど赤くはない。これは個体差なのか,それとも色褪せているのかは定かではないが,この個体が渡りの途中辿ってきた困難さや体の状態などが想像できる。ただよく見ると2段目の個体は上背に冬羽が生えてきているのに対し,3段目は上背に冬羽は全然ないので,冬羽になる時期が早いか遅いかという問題なのかもしれない。見れば見るほど疑問が湧いてくるのがまた楽しいし,その疑問がそのうち解けるかも知れないという期待がまた,鳥見に行く原動力になる。
Copyright(C)2008 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.
【場所】鳥の海,周辺田圃,岩沼
【種名】カイツブリ,カワウ,ゴイサギ,ササゴイ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,コブハクチョウ3,カルガモ,スズガモ,ミサゴ4,トビ,チョウゲンボウ♀,キジ♀,バン,コチドリ幼羽3,シロチドリ成幼不明2,ケリ幼羽1,トウネン夏羽6(うち1羽足輪),オバシギ幼羽1,キアシシギ夏羽3,イソシギ夏羽1,タシギ3,オオセグロカモメ,ウミネコ,キジバト,ヒバリ,ハクセキレイ,モズ,セッカ,ホオジロ,ホオアカ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(21科40種)
【備考】この日は6月から初めて職場に1回も行かない日となった。金曜日のうちに日曜日の行事の準備を終えて,今日はゆっくり起きて鳥の海に行った。天気は悪かったが,長谷釜や岩沼の田圃が気になり,また中旬は多くのシギチの夏羽が幼羽より先に飛来するので,「8月頃の夏羽」を観察するよい機会だからだ。愛用している『シギ・チドリ類ハンドブック』は本当に勉強になる。県内でのシギは,冬羽→冬羽から夏羽→ほとんど夏羽→夏羽→8月頃の擦り切れ夏羽→夏羽に冬羽が混じる→ほとんど冬羽→そして冬羽が観察できる。ハマシギ,ミユビシギ,トウネン3種は代表格で,ハマシギ,ミユビシギは6・7月をのぞいて特にその変化が観察できる。
さて今日の鳥の海はシギチもかなり少なかった。しかしねらい通り,トウネンの夏羽が見られた。前日の石巻の個体群はかなり雨覆が擦れ切れているのが多かったが,今日のは羽軸がまだわかる。H氏に電話してオバシギをバンディングしたらと言ったら,次の回に行ったら同じ個体かどうかは定かでないが,しっかり足輪があった。鳥の海の周辺田圃ではケリの幼鳥が1羽いた。昨年は同じ時期に長谷釜での記録がある。岩沼や長谷釜の田圃はシギチの姿がなくさっぱりで,タシギやコチドリがいたくらいだった。午前の早い時間帯にはオオジシギの群れや各種田圃シギがいろいろいたらしいが,午後はさっぱりだった。
とりあえず,トウネンの夏羽を見たと言うことで帰った。
【写真】



■防波堤の上のトウネン夏羽,オバシギ幼羽,キアシシギ夏羽/キアシシギがオバシギの後ろからランディング,驚くオバシギ!



■採餌するトウネン夏羽



■潮が満ちて干潟がなくなると,水浴びに切り替え。このグループの夏羽個体は雨覆がそれほど擦れ切れていなく,羽軸がまだ見える状態。2段目の1羽のトウネンと比べると3段目のトウネンの方が赤っぽく夏羽がかなり残っているが2段目の方は雨覆の擦れ切れが大きく,軸班はやや不明瞭になっている。全体もそれほど赤くはない。これは個体差なのか,それとも色褪せているのかは定かではないが,この個体が渡りの途中辿ってきた困難さや体の状態などが想像できる。ただよく見ると2段目の個体は上背に冬羽が生えてきているのに対し,3段目は上背に冬羽は全然ないので,冬羽になる時期が早いか遅いかという問題なのかもしれない。見れば見るほど疑問が湧いてくるのがまた楽しいし,その疑問がそのうち解けるかも知れないという期待がまた,鳥見に行く原動力になる。
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