火災後再建なった南大門(韓国の国宝第1号)付き合い始めて、そろそろ15年になる韓国の方がいます。そう書きながら「韓国の方」と他人行儀な表現に、自分で抵抗を感じているのです。
日本語を勉強するために来日しているときに知り合いました。
長男と同じ年齢ですし、ちょうど、母娘のような関係です。育てていないのに子供を授かったみたいな気がしています。
ぽっちゃりしているから「ぽっちゃん」と読んでいます。夫は名前が善哲なので「てっちゃん」。ひとり娘は名前が韓国語で「秋」という意味なので「アキちゃん」と呼ぶのです。
彼女たちは毎年日本に来てくれます。いわゆる里帰り、親元に顔を出すという感じですね。
私もだいたい2年に一度くらいは彼女の家に行きます。
久しぶりの韓国訪問でしたが、写真がないのです!
写真がない理由は
1.ドコモはWorld Wingというシステムがあって日本国内と同じようにネットが使えます、ただし日額2980円必要。知らないところだととっても便利ですが、私のように知人のところにいるのでしたら不要です。そこのパソコンが使えますから。だからタブレットは使いませんでした。
2.携帯電話は、メールの送受信が有料。添付ファイルがあると1ファイルの送受信が300円内外必要。それで携帯電話も使いませんでした。(フェイスブックに携帯電話も課金されると書いたのは間違いでした)
結果、写真がないのです。写真がないとブログは書きにくいですね。彼女たちが撮った写真がたくさんありますが、現在英国旅行中のため受け取れないのです。
仁川市のキャンプ場へ韓国の教育熱の高さは行き過ぎたものとしてよく伝わってきますが、実際はなかなかおもしろい取り組みもあります。
例えば、日本に来る時も別に長期の休みに合わせる必要はなく、事前に申し出ておいて報告書を出すと出席扱いになるのです。
学校での勉強と違う勉強ができるからというのがその利用だそうです。
今の英国旅行は、アキちゃんがハリーポッターとレゴに夢中なので行ってみようということで、こういうことは推奨されている訳です。
アキちゃんは、小学5年生です。
「明日は、ゲームの功罪について討論会があるので意見をまとめていかなくてはいけない」と宿題を始めました。
パソコンを使って、文書を用意しました。大きな字でA4版で3枚でしたが、表紙をパワーポイントで楽しげに作って見せてくれました。
ブログをやっている友達もいるそうです。
過酷な受験体制は現実のものとしてあるようですが、一方でこのままではいけないという動きがあることがよくわかりました。もうひとつ面白いイベントを体験しました。
日曜日に市庁舎のある公園で、小学生向けのサイエンスフェスティバルが開かれているというので行ってみました。
テントが120張くらい用意されていて、高校生が「科学的」テーマで小学生たちに体験学習をさせるお祭りです。屋台も出ていました。
天文、ロボット、エネルギー、溶剤の変化、身体、脳も遺伝子の二重らせんも!食物、物理(バランス)etc
ロンドン便りが届きましたすべてのテントで、高校生の指導を楽しく受けながら、参加した小学生が具体的に何かやります。
その過程で、科学の世界に目が向くように工夫されています。
高校生たちは部活動がベースのようでした。
私たちは、日本人なので、大人でしたがやらせてもらえました。
興味深いものがたくさんあり、十分に楽しめるレベルと教材が用意されていました。結構立派な教材が用意されていましたが、その教材代などは、予算が下りてくるそうです。
また、科学、ピアノ、数学などをテーマにした「大会」が開かれて、順位を競わせ、優勝したら次々に大きな大会が待っています。そして何段階か通過すると、その分野で優秀な児童ということを、国レベルで認めるシステムがあります。認められると、大学の先生が教えたり、外国に行ったりできるのだそうです。
そのシステムにも、最近変更が加えられました。
一人だけ優秀、よりもできるだけ多くの児童を鍛えるために、大会出場は二人以上という制限がついたのです。
以上は、サイエンスフェスティバルの会場で、あわただしく説明を受けたものですからまちがいがあるかもしれません。ただ何かしようとした時に、大きく動くパワーがあると感じました。