隣家に庭やさんが入って作業を始めたので見ていたら、「いいかおりだよ」と一枝折ってくれました。
私はかんきつ類の花は白だとばかり思っていたのに、その花のつぼみはピンク。
咲くと真っ白なのですが、その色の対比がなんとも愛らしく、眺めるやら嗅ぐやら大忙しでした。
「レモンのつぼみはピンクなんだよね。他のミカンは、つぼみも花も白いけど」といいながらレモンも2個渡してくれました。
柑橘類の花が咲いたときに、とても素敵な香りがすることをご存知ですか?
初夏の季語に薫風という言葉があります。
私は、薫風という季語はその「甘くてさわやかな柑橘類の香りを乗せた風」と思いこんでいました。
念のためにと思って国語辞典を引いたら
薫風「初夏、若葉の香りをただよわせて吹いてくるさわやかな南風」(大辞林)となっていて、どこにも「柑橘類の花」について触れていません。
「へえ~季語の薫風は甘い香りではなくむしろ青臭い香りなんだ」という知識をゲットして、ブログを書いていてよかったなあとちょっと感動しています。
木にはまだレモンの実がなっているのに、花もつぼみもレモンの赤ちゃんまでも同居しています。
こんな勢いで実になったら、木はとても持たないでしょう。
「だから摘果をするんだなあ」と、とても納得。
60歳になっても、それがどんなに些細なことであっても「発見することや知ること」の喜びってあるんですよ。
そしてうれしい予感があります。
多分この喜びは、100歳になって、もし体が不自由であっても、前頭葉が元気でありさえすれば、持てるはずという予感です。
そういう前頭葉を育て(るのは親)、維持する(のは自分)という条件はつきますが。
いつも右脳>左脳の主張をしていますが、珍しく今日は知的好奇心を充足することの意味を考えました。
カトレアの新芽に露が。
なめてみたら甘くて露ではなく蜜でした いただいたレモンはこうなりました