脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

小布施への旅ー続、心惹かれる建物群

2015年10月12日 | 私の右脳ライフ

小布施町立図書館、愛称「まちとしょテラソ」は、なんと「死ぬまでに行きたい 世界の図書館15」に選ばれているのです。
一度は行きたいと思いながら、まだ行ったことがありませんでした。帰りの電車の時間を気にしながらでしたが初訪問してきました。種々受賞歴がある建物も、温かみのあるおしゃれなものでした。(写真がないのは、撮影時間が惜しかったのからです…)

入口の案内カウンターで「お名前の由来は?」と尋ねてみました。
「もともと、子供たちが学校の図書館に対して町立図書館のことを『まちとしょ』と呼んでいたのです。『テラソ』は小布施の一隅を照らそう、そしてほんとは世界を照らそう、という意味を込めてるんです」
これだけで、圧倒されました。その意気やよしと頭が下がりました。
それから、まちとしょテラソは「まちじゅう図書館」(オブセオープンライブラリー)という構想も掲げています。店や家の片隅に小さな本のコーナーを設け、近所の人や旅の人と本を読んだりおしゃべりを楽しんだり、そんなオープンなイメージです。

これはまさに認知症予防に最適。同様の趣旨のオープンガーデンも同様で、旅の人のおもてなしと同時に町民の認知症予防にも役に立つなんて素敵ですね。「談笑する」ということは脳機能から言えば前頭葉と右脳(左脳というよりも右脳ですよ!)の連携プレイですから。

この円形アルコーブは、図書館内では幼児用の絵本などがあるコーナーで、靴を脱いで利用するようになっていて読み聞かせなどがしやすいコーナーになっていました。
日曜日の午後でしたが、中学生や高校生がたくさん利用していました。
決して大きな図書館ではありません。それでも開架式の本棚に並んでいる本は、まとまりがあって続けて通いたくなるような気持ちにさせられました。司書の方の考えが一貫しているのではないかと思います。
妖怪コーナーがありました。そういえば葛飾北斎は妖怪を描いてましたね!
先日、TSUTYA が関与している武雄市図書館が問題を起こしました。武雄市の取り組みも新しい図書館の形を目指したに違いありませんが、小布施のまちとしょテラソと方向性が違うのですね。
町の規模とか、歴史等も関係してるのでしょう。武雄市のことがよくわかりませんのでこのくらいにしておきます。
駐車場の片隅に古びた灯篭

かと思えば、こんな新しいカフェのロゴが目に飛び込んできました。

高級ホテルも、小布施だとこうなります。枡一客殿。

まったく興味深い町です、小布施は。

 


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