伊能忠敬の日本大図の正確さには、誰しも驚かされると思いますが、なんと伊能忠敬の時代(伊能図の完成は1821年。200年以上も前)に伊豆東海岸の網代と川奈と稲取に定置網が描き込まれているのです。国土地理院からいただいた日本大図から網代地区を拡大しました。
定置網漁は、網に入った魚の大部分が出ていってしまう(95%も出ていくとか!)環境にやさしい漁法です。まさに江戸時代からSDGsを実現していると言えますね。
車で7分のところに定置網を持つ富戸漁港があります。お知り合いが時々獲れたての魚を持ってきてくださいます。漁の様子を写真で見せてくださることも。独り占めはあまりにも勿体無い…
先日それは見事なイワシが届きました。大羽イワシ。27センチくらいありました!
イワシには鱗がないと思っている人は多いでしょうね。新鮮なイワシにはウロコがありますよ。
私にとっては、イワシの一番美味しい食べ方はお刺身か酢でちょっと締めたものです。
夫は、甘辛く煮付けたのが一番好きだと思います。
酢洗いしたものは握りにしました。
中骨と真子、白子は煮付けて。(この中骨は一緒に届いたホウボウですね)
一夜干しも作りました。塩焼きとは一味違います。
三枚に下ろしたものは、天ぷらやムニエル用。
頭でお出汁をとって、腹のすき身をたたいて団子にして味噌汁の具にします。美味しいと思える人は食べたことがある人だけでしょうね。魚は廃棄分が多いと耳にしますが、捨てるのは内臓とヒレくらいで、これも環境にやさしいと言えるかもしれませんね。
ちょうど友人が来ていたので、天ぷらにしました。付け合わせは沖縄南城市産の「サクサク王子」というインゲン豆。
「サクサク王子」茹で時間2分以内という指示があったので、2分と1分30秒茹でて丘上げしてみました。茹で時間は短くてオッケー。何事も興味深くやる時は面倒という気持ちは湧いてきません。
旅をして来たものがもう一つ。
金沢近江町市場のズワイガニ!
茹で方自慢のお店なので、こんなに見事な茹で上がりでした。これは家庭ではとても無理だと思います。
自家製ブロッコリーをいただきました。友人から「ブロッコリーを茹でるときには塩、砂糖、油を入れるといいそうよ。Daigoの料理番組で言ってた」という情報があったのでそのように下準備をして一皿追加。
また別の友人がノンフライヤーを勧めてくれたので、ヘルシーなノンフライヤー料理にも挑戦しています。卵を焼くときに油が不要でこんな感じになります。このパンを作っている近所のパン屋さん「まねきねこ」のさやかさんが「どういう調理法ですか?」と尋ねてきました。ちょっと目にしない卵の様子ですね。「まねきねこ」といえば、国産小麦、天然酵母を使うだけでなく、生体エネルギーということも導入してより健康的でよりおいしくを追及しているお店です。
今日は、最近食べた美味しいもの備忘録でした。海山からの恵みに心から感謝していただきました。
by 高槻絹子