脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

お正月便り

2011年01月12日 | 私の右脳ライフ

ついでにお正月の報告も少々。

達磨山へ富士山を見に行き、そのまま西伊豆戸田へタカアシカ二を食べに行きました。
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先日は雲一つない富士でした。それはそれで素晴らしく感動したのですが、頂上付近に雲がかかっている富士もまた興をそそられるものがありました。

これって日本人の感性らしいですね。
「花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは」は確か徒然草でした。
自然をそのままに受け入れるというのは、日本文化の原点で、また特質らしいです。

息子が持ち帰った本に、現在のクールジャパンに連なる日本文化の伝統の解説があってとても面白く読みました。(「かたちの日本美」三井秀樹)

私の住んでいる東伊豆から修善寺を通って達磨山。そのまま西伊豆まで下りて行きました。

御浜岬からの富士山2011_0102_141000p1000066                   諸口神社2011_0102_142900p1000069                     

冬場の西伊豆の風は大変なはずですが、ほとんど波がなく散歩の人は
「こんなに穏やかなのは珍しい。ただ富士山はくっきりしてないでごめんね」

諸口神社前の湾は、天然の風待ち港で ここで、安政元年(1854年)戸田沖に沈没した、ロシア軍艦ディアナ号の代船が建造されました。

タカアシカニは食べましたとも!2011_0102_150300p1000070          

甲羅で魔除けを作って門先に飾るのだそうです。

小学生の孫と一緒でしたから、造船博物館や深海生物館も制覇して、いろいろものしりになりました。
もちろんこういう知識はすぐに忘れるものです。高齢になって重要なのは、「知ってる」ことより「知ろうとする」意欲です!

なんと、お正月に釣りに行きました。釣果はメジナ2010_1231_173900p1000061

おせち料理ならぬメジナの刺身・塩焼き・煮付け・唐揚げ・ムニエル。

メジナには背びれに鋭いとげがありますので、いつも料理をすると気をつけていても刺してしまって痛い思いをしていました。

釣り場で知り合った人が教えてくれて、今回は新しい料理法で臨みました。
ます。一番にキッチンバサミでひれを全部切り取ってしまうのです。確かにやりやすいし安全です。

60歳を超えても、新しい知識を教えてもらうチャンスはたくさんありますね。
メジナ尽くしのお正月。こういう柔軟さもいいかと自己弁護しながらの変わったお正月を楽しみました。 

孫が変わると遊びも変わり、花束作り2010_1230_073900p1000060 の競演  折り紙の正24面体 2011_0104_231900p1000072_2         

と言うわけで、お正月は右脳訓練ばかりにいそしんでいたというわけです。


年賀状紹介2 生き方が出ますね!

2011年01月12日 | かくしゃくヒント

右脳満開の年賀状を紹介したら、この年賀状も紹介しないわけにはいきません。
60の手習いで始めた「水彩画教室」の先生からいただいた年賀状です。
すばらしい「作品」ですが、これは番外編ですから・・・

水彩画:宮川清先生Img_0006

このあわあわとした色。
やさしい筆使い。

私の心に届いたたくさんの先生語録があります。
「この教室は楽しく描くが基本ルール」

「植物の一番美しいと感じた姿を描く」

「花と語るんだよ」

「果物がモチーフの時は、おいしそう!食べる前に描いてあげるネって思うこと」

「もみじには色の不思議がある」

「立体感は、裏側を描く技法、見えないところを感じさせるコツから生まれる。恋のテクニックに似てやさしいウソが必要」etc

もう一枚。
もしかしたら一番うれしかった年賀状だったかもしれません!

新田雄治さん(91歳になられたでしょうか)Img_0005_2
右脳を使ったことは、見ただけで人の心に飛び込んでくるような力を持っています。
では左脳はどうでしょうか?

新田さんの生き方についてはリンクを読んでください。
腰痛、入院から始まった体調不良は、脳の不調も呼び、一時は字すら書けなくなっていた新田さん。
家族の愛情と不撓不屈の精神で復活。
ただ90歳を超えた年齢での独居を家族が心配されて、ホーム入居となりました。

娘さんから「人はいくつになっても成長できるんですね」といわれるほど前向きで素直な新田さんのことですから、きっと上手に適応なさって人気者になられるだろうと確信していました。

                              去年頂いた年賀状

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今年の年賀状を読んで「新田さんらしい字。お元気でよかった」というのが第一印象でした。
じっくり読んでみると
「施設にも馴れて元気にてがんばっています」
そして文末の潔さ。
この表現だからこそ、親が子を思うような高所からの愛情を、私が感じることができたのではないでしょうか。
伝えたいと思っていらっしゃることが、実感を持って伝わってきます。

去年の年賀状と読み比べてみました。
去年のお正月、十分な回復と思って喜んで読ませていただきましたが、今年はもっとお元気だということがよくわかります。

左脳がらみのことは、じっくりと味わって初めて理解できるということが往々にしてあると思います。                   

                          


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