原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

脱却すべきは大国が力で小国に緊張を強いる情勢

2022年04月15日 | 時事論評
 冒頭から、朝日新聞2022.04.13付記事 「後藤正文の朝からロック 野蛮な世界を変えるには」を以下に引用しよう。


 戦争で破壊されたウクライナの街々の映像や画像を毎日眺めている。 日々のささやかな喜びを実感する瞬間にも、冷たいぬかるみに足だけを浸したような重苦しさを拭い去れないまま生活している。
 他国の侵略を防ぐ抑止力のために、日本も核武装をするべきだという記事を目にした。 本当にそうだろうかという疑問が浮かぶ。
 我も我もと世界中の国々が核兵器を欲する世界を想像する。 その果てにすべての国が核武装を終えれば、世界中の戦争や紛争がピタリと止むのだろうか。 そのような状況が後押しするのは、私達が願う平穏でも平和でもなく、暴君の狂気や権力機構の侵略的な欲望ではないかと思う。
 お互いを焼き尽くすまで核兵器を撃ち合うのならば、大国の有利は揺るがない。 対する小国の核兵器使用への決意は決死のものに見えねばならず、世界が灰と化そうとも核戦争を躊躇しないような狂気を演出する以外に抑止力を保つ方法はないだろう。
 脱却すべきは、大国がその力で小国に緊張を強いる情勢ではないか。 軍事力で張り合うのではなく、国や地域の新しい連帯や共生ための枠組みを作らなければ、力こそが正義であるかのような野蛮な世界のあり方は変わらない。
 戦争や核兵器の悲惨さを知る日本こそ、そうした議論の先頭に立って欲しいと切に願う。

 (以上、朝日新聞記事より引用したもの。)



 原左都子の私見だが。

 上記ミュージシャン・後藤正文氏のご記述に100%同感の私だ!
 こんな論評を探し求めて、日々テレビニュースや新聞記事を彷徨っているとも言える。

 それらの報道に関しては私が見聞する範囲では皆、プーチン操るロシア軍を「悪」、ロシア軍に侵攻され破壊が続くウクライナが「犠牲者」と捉えているのは、至極当然の事なのだが。
 どうもその内容が、「ウクライナに戦闘機を送った」等々、更に両国の戦闘を激化させるべくものであることに、心を痛めていた。
 いやもちろん、とりあえずそうでもしないことにはウクライナがロシアに一方的にやられ続ける事態が一目瞭然なのだが。

 何とか暴力ではない解決策は無いものかと思ったところで、そもそもプーチンの狂気を止められるすべもなく…


 後藤氏が上記内に「核」に関する記載をされている。
 今一度まとめると。
 他国の侵略を防ぐ抑止力のために日本も核武装をするべきだという記事を目にするが、本当にそうだろうかという疑問が浮かぶ。
 我も我もと世界中の国々が核兵器を欲し、その果てにすべての国が核武装を終えれば、世界中の戦争や紛争がピタリと止むのだろうか。そのような状況が後押しするのは私達が願う平穏でも平和でもなく、暴君の狂気や権力機構の侵略的な欲望ではないかと思う。 お互いを焼き尽くすまで核兵器を撃ち合うのならば、大国の有利は揺るがない。 対する小国の核兵器使用への決意は決死のものに見えねばならず、世界が灰と化そうとも核戦争を躊躇しないような狂気を演出する以外に抑止力を保つ方法はないだろう。

 この件に関しては、元首相の安倍氏が、「日本も核兵器を持つべき」と大いなる主張をしていたことを思い起す。
 何処まで愚かな人物かと、呆れ果てた私だが。
 とりあえず現在のところは、当該事案が政権から積極的に発言されることがないことに安堵している。 


 それにしても実際問題如何なる手段でプーチン率いるロシア軍からウクライナを救うのかを模索するのは、困難な課題である。

 原左都子の素人考えだと、今回のウクライナ侵攻の主犯であるプーチンをすぐさま処刑してはどうなのか? なる愚案を出したくもなるのだが。

 過去の独裁者・ヒットラーなど世が如何に成敗したのかを参考にすればどうかなどとの、更なる愚案しか思いつかない有様だ。
 参考だが、ヒットラーは最後には自害への道程を選択したと見聞するが。
 
 プーチンを自害に導くにはいかなる手段を採ればよいか…
 なる危険な発言をしたものならば自らの命が危いかもしれないため、この辺でやめておこう。😱