原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

今時の不動産賃貸借契約、契約事項の何とも多いこと!!

2022年04月18日 | 人間関係
 (冒頭写真は、昨日娘が不動産賃貸借契約締結を行った際の契約書と契約資料の数々。)


 昨日、5月から一人暮らしをするという娘の不動産物件の賃貸借契約に同行した。
 娘は一人で行く予定だったようだが、どうしてもその内容の詳細を確認したり、娘の落ち度や不足分を補ったりしたかった母の私が、自分の希望でついて行くことにした。

 この私も現在、義母所有不動産物件“メゾン原”「貸主」の立場で不動産管理会社とかかわっているため、娘よりも詳細を心得ていると思っていた。
 「メゾン原」の場合は、管理業務を不動産管理会社に一任してその手数料を払う契約であるが故に。 実際の業務は種々事項の意思決定と書面に印鑑を押印するのみなのだが。
 今回の娘の賃貸借契約はまず「借主」の立場であるし通常契約のため、膨大な契約事項に署名押印せねばならないことを実感させられた。
 
 いや、この私も上京後8年間程は賃貸物件に入居していて、その契約を転居の都度幾度がこなしてきている。
 当時は、こんなに膨大な契約書類に署名押印させられることは無かった。
 賃貸借契約書と重要事項説明書の2枚程度だったと記憶している。
 30分もあれば、契約のすべてが終了したものだ。

 これが、昨日は何と!
 娘の署名押印の書類が10種類程あるではないか!!
 その書面の読み合わせをすべて実施した後に、娘が署名捺印して契約締結終了となるのだが、これに2時間足らずを要した。😱 
 まあ、娘の転居に関して心配事が多い母の私が、契約担当者に対して質問事項が多かったのも時間をとったひとつの理由だが。😖 


 私が賃貸借契約を実施した頃の今から40数年前には無かった契約事項例を挙げると。

 現在は賃借人に火災保険加入が強制化されていて、必ずその保険締結をせねばならないようだ。
 この保険料が入居中ずっと発生するようだが、法的にそれが強制事項となれば加入せざるを得ない。 (計算すると、結構高額になります…)

 あるいは、現在は“賃貸借保証委託契約”締結も賃借人に義務付けられているようで、これも締結せねばならない。

 はたまた貸主独自の「管理規定」(とは言えどもおそらく全国共通と察するが)が設けられていて、これも熟読した後に署名押印だ。 この内容とは、要するに入居者の日常生活上の迷惑行為防止を阻止するべくものなのだが。 
 例えば、今現在は賃貸物件での楽器演奏は全面禁止事項となっている。
 これに関しては、“メゾン原”にて我が家も貸主の立場で経験済みだ。 ファミリー物件入居希望者の娘さんが音大に通われていてピアノを弾くとの事情により、残念ながら借主さんが強く入居を希望されたのを泣く泣く却下せねばならなかった。
 その他に関しても、賃借物件内での迷惑行為禁止規定が4ページに渡って列挙されている。

 我が家の娘は、おとなし過ぎるのが欠点程の静かに暮らすであろうことが予想されるため、これらの規定に違反することなど無いと判断して、親としては安堵しているのだが。


 とにかく、娘の不動産賃貸借契約は昨日無事に締結完了した。


 今後は、娘のその物件への引越し作業補助に私は猛進するべきだろう。

 まだまだ最愛の娘のために、体力勝負の日々が続くなあ…