原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

大国の指導者が独裁色を強め暴走すると抑える手立てがない…

2022年04月26日 | 時事論評
 ネット上で一般の方々が公開しているブログ記事を拝見するに、「プーチンによるウクライナ侵攻」に関する記載がほとんど無いことに気付かされる。

 この原左都子が当該ウクライナ侵攻関連エッセイを公開しても、残念ながら他のカテゴリーエッセイを綴り公開した日より訪問者数が減少する現象が起きる。😰 
 皆さんがこの歴史的惨状に関心が無い訳ではないのだろうが…… 

 とにかく私は力足らずとも、この「歴史的過ち」を私の能力が及ぶ範囲で叩き続けたく欲している。



 本日は、朝日新聞2022.04.24付「社説・プーチン大統領 歴史的な過ち直視せよ」の一部を、以下に要約引用する。

 ロシア軍が隣国のウクライナへの侵略を始めてから、2か月が経過した。 第二次大戦後の欧州の歴史で例を見ない規模の人道危機は、いまなお終わりそうにない。 だれの利益にもならない戦争がなぜ起こされ、なぜ止められないのか。 冷酷な現実を前に、国際社会は苦悩している。 いまは何より戦闘の中止と人命の救出を急ぎ実現するべきだ。
 南部のマリウポリでは、住民2万人が死亡したとされる。 全国でどれだけ犠牲になったかは不明だ。 国外に逃れた人は500万人を超えた。 両軍の兵士も、それぞれ死者が1万人を超えたとみられるが、実態は明かされていない。
 侵略の責任はひとえにプーチン大統領にあり、実質的な個人支配が20年に及ぶロシア政治の停滞が背景にある。 大国の指導者が独裁色を強め暴走すれば、抑える手立てがない現実を露呈した。 (中略)
 いまプーチン氏の念頭にあるのは、5月9日の対ナチスドイツ戦勝記念日であろう。 だが、今の侵略こそが、ナチスの再来を思わせる世界秩序への挑戦である。 ロシア国内の支持は表面上保たれてはいるが、一般の知識人やロシア財界からは批判の声が出てきた。 (中略)
 占領地を無理やり広げられたとしても、その代償は甚大だ。 失墜した国際的信用は長年取り戻せず、地元の抵抗と各国の制裁は続く。 人材は流出し、国力の衰退は免れない。 (中略)
 国連事務総長や各国首脳に改めて外交努力の強化を求める。 これ以上、虐殺と破壊が続くことを許してはならない。

 (以上、朝日新聞「社説」の一部を要約引用したもの。)



 原左都子の私見に入ろう。

 実際、何をどうしたらこのプーチンの虐殺と破壊の続行を止められるのか!?!

 それは上記社説の最後の部分に書かれている通り、国連事務総長や各国首脳に改めて外交努力の強化を求める。 
 それしかないと私も結論づけてはいるものの。
 ニュース報道を見聞していると、それはそれなりに実行されている様子ではあるが、何らの実効手段とはなっていないように見受けられる。😫 


 つい先だって現在のローマ教皇・フランシスコ教皇が、サンピエトロ寺院より大々的に当該プーチンによるウクライナ侵攻に対する批判メッセージを述べるのをテレビのニュース報道にて見聞した。
 このフランシスコ教皇は、ウクライナ訪問を検討中とも見聞する。
 ただあくまでも、フランシスコ教皇のこれらの行動は宗教面からの支援に過ぎす。 
 それが実現しても、プーチンの独裁・暴走を抑える手段とはなり得ないと予想されるのが悲しいところだ…



 となると一体全体、世界中の誰がプーチンの虐殺と破壊を止められるんだ!?!?

 それは、世界人民の一人ひとりの反戦の叫びでしかないように思えてくる。

 今はそれが可能な時代背景だ。
 
 世界人民がもっと、独裁者プーチン批判を強化するべきだ!
 ネットを通じて、個々人なりのこの理不尽なプーチンによるウクライナ侵攻に対する反論をしませんか!!

 その世界人民の圧力がプーチンに届く時を、私は願っている。