(冒頭写真は、今年の東京芸術大学入学式会場の舞台で、今春から学長に就任したアーティストの日比野克彦氏が新入生歓迎の芸術パフォーマンスをしている光景。)
東京芸術大学関連の話題が続くが。
朝日新聞2022.04.10付記事「日々野学長流 歓迎パフォーマンス」を、以下に要約引用しよう。
東京・上野の東京芸術大学入学式は、日比野克彦氏にとってもいわば初舞台。 各地の芸術祭などで数々のワークショップを手掛けてきた人らしく、新入生を盛り上げた。
薄暗い舞台に現れた日々野学長は、Tシャツとソフト帽姿。 前衛的な打楽器演奏に合わせ、代名詞的な素材の段ボールに切れ目を入れたり、幕に掛けたりと、パフォーマンスを披露した。(上記写真参照。)
式辞では、「自分とは違う体験を持った人との出会いが自分を育む」と話し、大学の魅力もそこにある、と説いた。
次に学内の理事や教授らを壇上に招き、学長自らがインタビュアーとなって、それぞれの「いつもと違って感じられた」経験を聞き出し、「心が揺れ動いたところにアートがある」と話した。 (中略)
後日の取材に、「コロナやウクライナの問題に接し、自分でもいつもの段ボール箱や拍手が違ったものに感じた」と話した。
(以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)
芸術家を育成する国内一の一流大学が一体如何なる入学式を執り行うのか、興味があったが。
まず学長がプロ芸術家売れっ子の日比野野克彦氏、というのが斬新であるし。
その日比野氏自らがプロデュースした入学式が実施されたのも斬新なことであろう。
こんなところで私事を語ると、元々芸術方面を目指していた我が娘が芸大に入学してくれたら、なる的外れの叶わぬ夢を親として身勝手に描いたのは束の間。😖
それでは私学美大に入れようと悪あがきさせたものの、これも美大予備校にてのデッサンに躓き挫折… 😫
結果としては芸術家の夢を捨て、別分野へ進学し就職して現在に至っている我が娘だが。
(それでもまあ28歳の現在、親から離れて独り立ちしたいと言い出した娘を、今は褒めてやろう。)😰
今後日比野克彦新学長の下に芸術家を目指す芸大新入学生の皆さんの輝ける未来を、陰ながら応援しています。