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パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

コンクリートとの出会い

2007-04-20 07:16:28 | 第2章】住まい探しの旅
 丁度その頃、目を引く新聞広告があった。
東海三県では名の知れた「コンクリート住宅メーカー」のヨー○ンハウスの広告である。
それは、プランが幾つか載せられ、二世帯住宅も載っていた。
日本調で落ち着いた間取りだ。「先着10名様、坪単価10万円引き」と書かれている。例)として値段も載っている。ギリギリ予算範囲内だ。

 コンクリートか・・・。
その頃の私は、縁あって学校に勤めていた。
そこに身を置く時間が長いと、建物にも対する思い入れも強くなる。
コンクリートで出来た独特な空間は、結構お気に入りであった。
どっしり構える建物、床の響きもダイレクトには聞こえず、遠くで人の気配を感じる程度だ。
そして、ちょっと傾斜しているので安易には登れないが、「屋上」がある。
 思えば、小学校の同級生の美保ちゃんの家は、広いベランダや屋上がある、珍しい造りだった。何となく余所の家と違っていて、憧れでもあった。
学校の屋上からは、遠く微かに名駅のビルが見える。雪山も見える。
あぁ、なんて素晴らしい空間なのだろう。

 気が付けば、条件の一つに「陸屋根」が加わった。
そして、「コンクリート住宅」に、今までに無い関心を持つようになった。

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金色夜叉?

2007-04-19 10:39:30 | 第2章】住まい探しの旅
 次も、CMで有名なアイ○○ホームに行ってみた。
こちらは、外をお祭りの様に、ケバケバに飾りつけて客を誘っている。
そのお陰か客入りも上々だ。
入口には、アポイントを謳ったウェルカムボードの様な物が置かれ、7世帯くらいの名前が書き込まれていた。立派なもんだ。
 さて、中へ入るとこちらもなかなか良い。木造在来工法かな?それにしては安い。
丸い窓や濃い色合いでスタイリッシュな雰囲気を出す所も面白いし、2階のロフトも冒険心を掻き立て、子供が喜んで登っている。空間を有効に使うには、こういった設備に強いメーカーも良いだろう。
 沢山の来場者に紛れて見学をしていたが、2、3組を掛け持ちで回る営業マンがいた。(全く根拠は無いが)26歳の営業マンだ。
特に聞きたかったのは、1Fにピアノを置いても大丈夫か・・という事だったので、それだけ質問した。「全然、大丈夫ですよ~」
あ、そうなの。でも、いくら木造住宅も進化したとはいえ木造でしょ?それに、アップライトか、グランドか聞かずに答えるって、どうよ・・・。大手メーカーでもそれだけは確認するよ・・・。
そう思うと、ちょっと不信感が沸いてきた。
第一「全然」という言葉の次は、「否定」が来るのであって、「大丈夫ですよ~」は、言い回しおかしいでしょ。 ←嫌なオバサンである。(勿論、心の中での文句ですが)
まぁ、一応合格ラインのアイ○○ホーム。パンフレットを持ち帰り、研究をしてみよう。
 さて、帰ろうとすると、あの26歳営業マンが、アポを迫ってきた。
「今からお時間取れませんか?ほんの数十分ですから。」
用事があるので駄目だと言うと、「でしたらこちらからお邪魔しますので、住所を書いて下さい」とアンケートを押し付けてくる。ちょっとウンザリ・・だ。
勉強して興味があったら又来ますから・・と言うと、「ご説明は私が致します。いつでしたら都合が良いでしょう?」と営業マン。 ウザイ・・。
都合はいつつくか分からない・・と言うと、「明日はどうでしょう?来週の土日は?」「では、来月は?」と、トコトン聞いてくる。こうなると受止め方も「恐怖」へと変わった。
 主人は、さすがにイラッと来た様だ。私よりずっと温厚な人なのに。
まるで腕を掴んで逃がさない勢いの26歳営業マンと、背を向ける主人。
あわや、貫一とお宮の名場面に遭遇するのではないか・・と想像した。
 結局そのまま帰ってしまったが、何故それほどまでに強硬な営業をするのであろう。成績云々の問題もあるが、ユーザーがゆったりとした気持ちで家作りが出来る様、サポートしていく事も売上げに繋がる要素ではないかと思う。


 


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み○さんのお薦め 

2007-04-19 07:56:38 | 第2章】住まい探しの旅
 私達は、問題の「あるメーカー」を皮きりに、これまたCMで有名な破格メーカーを回り始めた。

 タ○ホームは、坪単価が消費者に分かり易いのと、その展示場内に、簡単では在るが設備や資材の紹介コーナーがあり、良心的だと思った。また、そこには3棟のモデルルームがあり、様々な空間やパターンを見る事も出来、とても充実していた。
外観も、西洋のちょっとしたおとぎの国の様に映る。
そして、「文句なし」だったのは、営業マンの対応であった。
異動して来たばかり・・というその営業マンは、とても親切で、どんな質問にも納得する答えやアドバイスをくれた。「間」や「距離感」も抜群だ。
私達は、この人をすっかり気に入ってしまった。
 しかし、我が家はいずれ同居する事になる。
以前、どこかで読んだ記事に「下の階に暮らす早寝の年配者にとっては、上の階の物音が気になる」「孫の足音は可愛いから許せるが、嫁の足音は騒音だ」などと書かれていて、その事だけは気をつけて建てなければ・・と思っていた。
 コンコンと足で2階の床を突付く。音を吸収する家財が少ないせいもあるが、結構響く様に感じる。
その為、ココは一旦保留になった。






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あるメーカーの話

2007-04-18 12:44:19 | 第2章】住まい探しの旅
 ご? 誤? 五千万?
一体、私達夫婦は何処へ行こうとしているのだろう?

「この展示場内のメーカーは、きっと相場が同じに違いない!」
そう思った私達は、まるで展示場仲間の一員かと思われる様に隣接する、数ランク下のメーカーを廻り始めた。
 こちらは、それほど馬鹿デカい家ではなく、生活感に溢れている。まるでそこに住む家族が見える様だ。
ほぅ~。内装も可愛い。ちょっと別荘チックかな?
へぇ~。この吹上スペースは、部屋にしても良いですって? しかも別途料金は掛からない?
えぇ~! ○○坪のこの家は○○○○万円? 展示場内の半額じゃん! 2軒建っちゃうよ!
 やっと私達にも、希望の光が見えて来た様だ。
しかし次の瞬間・・・。
見てはいけない光景を見てしまった。
 お行儀が悪いかもしれないが、私は扉を見つけると、何処でも開けてしまう癖がある。(展示場だから良いですよねぇ?)
今回もお決まりごと♪ 目に留まった収納庫の扉をグイッと引いた。すると・・・
開かない!半分しか開かない!
どうやら建付けが悪い様なのです。否、家が傾いているかもしれません。
ココ、モデルルームでしょ?こんな事って有得ます?
結局、値段の差ってこういう所に出るのかなぁ?
モデルルームでコレなら、客先でも同じであろう。
この後、感激の言葉を口にする事も出来ず、お礼を言ってその場を後にした。

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嘘でしょ?

2007-04-18 08:11:37 | 第2章】住まい探しの旅
 土地探しも様々な障害があったが、住宅メーカーの選択もなかなか難しい。
しかしこちらは、規制や環境の障害はないので、「予算の問題」に尽きると思う。
まず無知な私達が本気で足を運んだのは、CMのイメージと、現地の賑わいがある所であった。
 へー○ルハウス(10㎝角くらいのロゴ調デザイン)は、CMも「はぁ-ぃ♪」なんて可愛らしいし、どこの展示場に行っても必ず賑わっていた。ガラ~ンとしたメーカーが沢山ある中で、この現象は本当に不思議であった。営業マンも人手が足りず、我々に近寄って来ないので、有難い事にゆっくり見学が出来る。
 丁度満足した頃、30代前半と見られる営業マンがやって来て、お茶を出してくれた。
さて、家族構成や敷地面積、ちょっとした将来像を説明しつつ、会話が弾む。
「いや~、実はこんな感じの間取りで見積りをお願いしたくて。」とエクセルで作った図面を取り出してみた。
「うんうん。なるほどね。でも将来はニ世帯か、奥様のお父様も(母は他界)・・という事であれば三世帯ですよね?例えば、南側にそれぞれのお部屋があった方が、みんながポカポカニコニコ、幸せに暮らせると思いませんか?」と営業マン。
話の内容から、“体が不自由になっても、エレベーター付なら2階の南部屋へ行き来出来るし、みんなポカポカ幸せ”という説明だ。
う~ん・・・。そりゃそうかもしれないけど、何だかエレベーターの販売強化に重点を置いている様に聞こえる。
 カタログを見たり、話を聞いていると、どうやらへー○ルは二世帯住宅にかなり力を注いでいるらしい。「息子夫婦と住む家」「娘夫婦と住む家」「キッチリ分かれた家」「共有スペースで暮らす家」「1階2階で区切った家」「1階から2階まで左右に区切った家」・・・・・。  素晴らしい!
・・・でもね、ウチはそんなたいそうな広さの家は考えてないの。ですから、この間取りで見積りお願い。ざっとお幾らくらいしますか?
「ざっと5,000万ですね」
その瞬間、へー○ルハウスは雲の上のメーカーになりました。


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住まいの工法

2007-04-17 20:10:26 | 第2章】住まい探しの旅
 家には幾つかの工法があるらしい。
何となく「木の家」と「木以外の家」があるのは知っていた。しかしそれ以外の知識は全く無い。まずそこから調べ始めた。
「木造軸組工法」日本家屋の代表選手。これはおそらく日本の風土に一番合っているのであろう。
「2X4」なかなか良さそうだが、どこかに「バイト大工でも出来る2X4」と書かれていれ不安が残る。
「鉄骨造」実家の積水は20年近く経つが、今だになんの問題もない。
「鉄筋コンクリート造」コストが掛かるらしいが頑丈そうだ。
 土地探しに目途が立った12月、再びハウスメーカーを廻り始めた。今度は現実的な話が出来るであろう。
手始めに、名の知れたメーカーへ適当に入りまくった。へーベル・積水・パナ・トヨタ・・・。
どこに入っても、まず聞いてみたいのが「この建物はお幾らですか?」の私。どこも7,000万以上の建物と聞き、倒れそうになった。
まるでホテルの様な造りの部屋。「お子さんが自立したご夫婦の家という設定で、こちらは息子さんがお泊りになる時のお部屋です。気を使わなくても良い様に、お部屋の脇にトイレ・洗面・バスルームを備えています。」一体どんな家庭なのだろう?私もそういう星の下に生まれたかった・・・。
他にも、書斎・将棋部屋・洋風居酒屋チックな空間・・・。あ~全く生活感が無い。来る所を間違ったのかもしれない・・と立ち尽くした。



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初めてのハウジングセンター

2007-04-17 11:29:19 | 第2章】住まい探しの旅
 漠然と土地を探していた頃、近くのハウジングセンターへ見学に行った事がある。
当然であるが、何処へ入っても、「土地はお持ちですか?」「建てられる時期は?」「家族構成は?」など質問攻撃に合う。土地はまだ無い・・というと、「ご希望条件は?」とアンケートを差し出される。
主人はそういったセールスそのものが嫌いだ。手ぶらで帰れない店に迷い込んだ心境になるので、私も苦手である。
その頃のイメージとしては、「住宅メーカー=高価な物を扱う=高価な物を上手に売りつけてくる」だったので、かなり警戒していた。100坪以上の土地が欲しくても、なかなか本当の事が書けない。実際、予算も含めて希望を書いたら「え・・・?」と引かれた事があり、それ以来真面目に書けなくなった。
そして近寄らなくなった。

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初めてのローン

2007-04-16 19:52:15 | 第2章】住まい探しの旅
 年明け2月吉日、銀行より融資をしてもらい残金及び諸費用の精算を済ませ、引渡しが完了した。
最近では金利が安くなった・・とか、安定した・・などと言われるが、やはりローンを組む事には不安を覚える。
初めての経験であったので、興味深々の私であったが、例えばざっと3,000万借りるすると5,000万の返済が必要になる・・という事を知り、今でも納得がいかない。いや納得したくない。しかもこの後ハウスメーカーが決まったら、更に大きい金額の住宅ローンを組む事になる。超・不安だ。
 自分がマイホームを検討する様になり、ひしひしと感じた事は、「親って凄いなぁ・・」に尽きる。
両親は次男と末娘であった為、全て自分たちで築いてきた。それは介護や本家という響きには縁のない立場であり、非常に気楽だったと思う。がしかし、それは別としてやはり凄い。親の所得では、暢気な娘達の学費と生活費だけでも大変だったはずだ。働く父も、パートに出るなどして家族の為にやりくりした母も、本当に立派であり、頭が下がる。果たして自分にも出来るであろうか・・・。
リタイア出来ない、長いレースが始まった。

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